「合理的配慮」自己肯定感の高まりに・・・

合理的配慮・・・

 自己肯定感の高まりに・・・

 

学校における合理的配慮とは,

障がいのある児童生徒が,

学校教育を受ける上で生じる障壁をな くすために必要な変更及び調整であり,

その実施に当たって過度な負担がない範囲で,

特定の場面において個別に必要とされるものです。

典型的な例としては、

車いすの子どもが乗り物に乗るときに手助けをすることや、

障がいの ある子どもの特性に応じたコミュニケーション手段(筆談、読み上げなど)で対応すること 

などがあげられます。

「過重な負担」であると判断した場合には、

本人と保護者にその理由を説明するように します。

 

*本日、職員会議にて、「合理的配慮義務化」の研修を・・・

各職員、今までの知識の再確認をしていたよう・・・。

 

 

 本日、指導員皆が、5領域、合理的配慮を十分に・・・、

そして、

子どもたち皆、確かな学びと豊かな学びの両面、

スモールステップに・・・。

指導員として、こんな嬉しいことはありません。

この嬉しさを味わわせてくれる子どもたちに「感謝」です。

 

 ある児童が、帰り際、指導員に対し、「九九算をもう一回やります」と・・・。

指導員は、笑顔で、「やろうね」と・・・。

この児童は笑顔で・・・。

たかが10分程度でしたが・・・、

この前向きさ、学びたい意欲心の芽生えであると・・・。

 

ある児童が、「持久走大会があるんだよね」と・・・。

その言葉に対し、指導員が、即、「じゃ、腕ふりをやってみよう」と・・・。

まず、足を前後にし、「腕ふり・・・、1,2,1,2」と・・・、

膝も柔らかく・・・、

別な子も、僕もやるって言って、3人で・・・。

持久走大会への「頑張りたい気持ち」の現れ・・・、

更に、友を応援したい心優しさの芽生え・・・

 

 ある教室での生徒2人が、学校から出されたレポートの作成を・・・、

相談しながら・・・、教科書を見て・・・、パソコンを使って調べて・・・、

この雰囲気、真の支え合い学習・・・

友を思う心・・・、自分で学ぶ力のはぐくみ・・・

 

ある生徒は、夜遅く学園に・・・、

指導員は、笑顔で迎え・・・、英語、数学を・・・。

学びの意欲、来年度は受験生という意識の表れと・・・。

 

ある児童においては、学校の授業を参観しに・・・、

その際、笑顔で、「学園の先生だぁなんて」、言ちゃって・・・、自慢げに・・・、

授業も、休み時間も、友と一緒に・・・。

自分は頑張っているよと訴えているように・・・。

これも、ある意味、心の成長と・・・

 

ある生徒は、学校で、いろいろと・・・、

悔しい思い、嫌な思い、泣きたいほどの思い・・・等、

このことを学園の公認心理士に正直に・・・、

そして、学園の教室では、明るく振る舞い・・・、

更に、下級生への気遣い・・・、心配り・・・の姿も・・・。

自分自身の心の葛藤に打ち勝ち・・・仲間のための言動・・・

人間性の向上というしか・・・。

 

他にも、スモールステップの姿、多々見られています。

このように、子どもたちは、日々、自分の心と葛藤しているのです。

ここで、重要なことは、

やはり、「合理的配慮」があるか否か。

ここがここが、一番重要なことであると強く考えます。

 

本日も、ある高校の教頭先生と話し合いを・・・。

子どものことを第一に考え・・・、

学校を楽しく過ごせるように・・・、

そのための具体的なことを・・・。

教頭先生の言葉に、

生徒が、◯〇に参加しないと言っていても、

その参加しないという気持ちは、100%ではなく、

10、20%であって・・・

本当は、参加したい気持ちがすごく凄くあるのですよねと・・・。

その通りであり、子どもの気持ちを十分に理解し・・・

「合理的配慮」をしてあげ、気持ちを・・・。

立派な教頭先生であると考えます。

 

 

合理的配慮の下、

 上手な「言葉がけ」で・・・

    高まる子どもの自己肯定感

 

子どもが自分自身を認められたことを感じとり、

自己肯定感を高めるには、

「子どもが考える余地を残す」

「子どもの内面を豊かにする」

「子どもが自分で決定する」

言葉で話しかけることが大切・・・。

子どもの個性や成長に合わせた言葉がけを・・・。

子どもが考える余地を残す言葉がけ

子ども自身が考えをめぐらす余地を残すようにしましょう。

親から話しかけられると、子どもは自分なりに一生懸命考えます。矢継ぎ早に質問したり、先回りをして答えを与えたりするのは、子どもの考える機会を奪っていることになりかねません。ひと呼吸おいて、子どもをよく見て、考える時間を与えてあげましょう。このような小さな気遣いが子どもに安心感を与え、自分の存在意義を感じるようになります。

「ぞうさん、とっても大きいね!」と同じ目線に立って共感の気持ちを伝え、子どもからの言葉を待ちましょう。「見て、お鼻も長いよ!」などと子どもが言ったら、その言葉を受け止めて繰り返しましょう。親が繰り返すことにより、子どもは自分の考えが認められたと感じるようになります。

 

子どもの内面を豊かにする言葉がけ

子どもの心にさまざまな感情が芽生えるような言葉がけを・・・。

子どもは毎日の生活の中でたくさんのことを感じ取り、成長していきます。遊んでいるときや親子で会話をしているときの言葉がけには、子どもの内面を豊かにし、心の成長を後押しする機会がたくさん・・・。

「ありがとう!ママ助かるよ。とってもうれしいよ」と感謝の気持ちを伝えましょう。 一番身近な親から感謝の言葉をもらうと、子どもは家族の中での役割を感じ、一人の人間として「認められた」という気持ちになります。自信を持つとともに、安心感も得て、自己肯定感を高めることに・・・。

 

子どもの個性や成長に合わせ、笑顔で言葉がけ

言葉がけを行う際、一番大切にして欲しいのは子どもの個性や成長に合わせること。
興味を持っていることを普段からよく見て、子どもの心に寄り添う言葉がけを・・・。そして、笑顔で言葉をかけることが大前提・・・。

子育てにおいては、社会のルールやマナーを教えることもあります。厳しい表情や否定的な言葉を使い、子どもに理解をしてもらわなくてはいけない場合も・・・。
けれど、必要以上に否定的な言葉を聞かされると「自分はダメな子だ」と思うようになります。脅したり決めつけたり、親の都合を押し付けるような言い方はできるだけ避けた方が・・・。

子どもの個性を認める言葉を伝えて、自己肯定感の高い子どもに育てましょう。

 

子どもの個性を尊重しつつ、

子ども自身が考えたり、

内面を豊かにしたり、

決定したりできる言葉がけが重要・・・。

 

このような言葉をかけられた子どもは自己肯定感が育まれ、

自分に自信が持てるように・・・。

さまざまなことに前向きに挑戦してみようという意欲が・・・。

気持ちが安定して友とも仲良くできるように・・・。

また、幼児期に「自己肯定感」を高めると、その後の成長にもプラスに働くといわれています。

実際に、小学校で行われる全国学力テストでは「自己肯定感」の高い子は学力も高い傾向に・・・。

 

保護者の皆さん、

難しく考える必要はありません。

普段から子どもの様子をよく見て、

親子のコミュニケーションをたくさん取り、

子ども自身を認める言葉がけで・・・

自己肯定感を高めてあげましょう。