今日、思いもかけず・・・くき学園を卒業し、大学へ進学した学生から一本の電話が来ました。
元気そうな声で、一度会いたいと・・・
もう、卒業してから3年目・・・いったいどんな話題が出るのか?
また、卒業を前にしてどんな進路を考えているのか?
心配ももちろんありますが・・・くき学園から離れて・・・自立してどんな成長を遂げているのか?
楽しみが大半でもあります。
さて・・・学力の三要素の一つである・・・学習の意欲ですが
どんな手立てがなされているでしょうか?
・キャリア教育・自分の特性や長所の自覚(向社会性的自覚)
・応用・発展の課題(挑戦行動)
・疑問や意外性を生み出すしかけづくり(知的好奇心)
・教えあい・支え合いの場(深い思考)
・子どもが主体的に学ぶ場(情報収集・自発的学習)
・学習の成果の確認(充実感、おもしろさ・楽しさ)
これらが挙げられますが・・・
中でも今日紹介したいのは・・・有能感です。
有能感というのは・・・
自己がおかれている環境に対し、効果的に対処したり、支配できる能力もしくは力量
と説明がありますが・・・
例えば、自分は25メートル泳げるよ・・・
これが有能感です。
これを・・・「25メートル”しか”泳げない」と伝えた場合・・・
無力感へ変わってしまいます。
これを、認めることで・・・「僕は25メートル泳げるけど・・・次は50メートル泳ごう」となるのです。
これが、例えば鉛筆の持ち方がよろしくない・・・
または、上手く片付けられない・・・
計算が不得意
などコンプレックスが積み重なっていくと
「僕はどうせできないから・・・」
へ繋がってしまいます。
まずは、スモールステップにてできるということを認めてあげることが大切です。
例えば、鉛筆の持ち方がよろしくないのならば・・・・
ちゃんと書けている事をまず認めましょう。それから、次はちゃんと持ち方をおしえて・・・少しでも変化があれば少しづつ直していけばいいのです。
これが・・・重なっていくと・・・
または、コンプレックスが積み重なっていくと
「鉛筆の持ち方がへんだって・・・字が書けるもん!」
こういう仮想有能感へ変化してしまいます。
「どうせできない・・・」
最悪の場合は
「僕はどんな字だって書ける・・・やったことないけど・・・」
挑戦力も減少し・・・
学習の意欲ではなく・・・仮想では有能になってしまうのです。
この一つに・・・ある児童が「今はできないけど・・・きっと大人になったら書けているよ」と言っていたことがありました。
これも、仮想有能感ですね。
特にこの仮想有能感を助長することとして・・・
めざましく進歩した「テレビゲーム」です。
テレビゲームは「バーチャルリアリティー」とも言われます。「仮想現実」です。
子どもの脳の発達が未熟な段階だと、
ゲームという「仮想現実」の中で体験したコトを「現実」のこととして脳に刻んでしまうという事例が多いと言われています。
ヴァーチャルが時代の最先端に対して・・・
ネガティブな話題が多いゲームではありますが
IT革命より・・・便利になりましたが・・・
実は、その副作用として・・・子どもたちの思考や判断力にまで
暗い影を落としています・・・
そんな今の時勢だからこそ・・・
連日紹介いたしますが・・・
「新春福祉講演会2023 ゲーム・ネット・スマホ依存の現状と対応」
を、是非とも・・・子どもに携わる多くの方に聞いていただきたいのです。