この時期、要注意です。子どもの朝の様子・・・

 本日、子どもたちの声を聞いていますと、

やはり、この時期、よくある(本当はあってはいけないことですが)学校への行き渋り(不登校の一歩手前・・)の話が・・・・。

 私ね、もう学校に行きたくないんだ・・・。

私もだよ、ある子が私の方を見ていろいろ言ううんだよね・・・。

朝、学校に行きたいんだけど、でも行きたくないんだよね・・・。

変化感じで・・・。

お母さんとも、いろいろ言い合いをしてしまうんだと・・・・。

この会話にて、

親の押し付け話・・・、

親の自己満足的な話では・・・。

 

 保護者の皆さん、真剣に・・・、愛情を持って・・・かかわりを・・・・、

「あなたのことはいつも見守っているからね」という思いを・・・、

笑顔で、「あなたも、大変なんだよね」と・・・、

雰囲気づくりを・・・。

 

 

不登校の一歩手前の言動は、いつでも我が子に起こりうる課題として、親は認識すべきなのです。うちの子は大丈夫なんて考えてはダメです。

 ただ、そうは言っても、実際に不登校になってしまったら「可能な限り短い期間で学校に戻れるようになってほしい」というのが親の本音だと思います。

 

中学生の3年間は長いようで非常に短いです。

早く不登校から復帰することは、「友人関係」「学業」「進路」などの観点から考えても重要です。

中学生は、最も不登校生のリスクが大きい年代です。

 

小学校から中学校にかけて環境は大きく変わる上に、

心身の変化が最も大きな時期であり、

学業・部活・友人関係・恋愛・親子関係などのさまざまな面で壁にぶつかることがあります。

 

いつまでも子どもではいられず、かといって大人でもなく、誰もが大きな不安と葛藤を抱えて心が不安定になります。

そして、近年は一時期減少していた中学生の不登校の数がまた増えてきているのが実情です。

例えば:

成果がでないことへの無力感

定期テストや部活動など、中学生になると優劣をつけられる場面が増えてきます。

がんばっても思ったような成果が出ず、無力感を感じることもあります。

成果が出たり、うまくいかなくても手応えをつかめたからこそ、次もがんばろうと思えるのです。

失敗続きで希望を見いだせず、手応えも感じられないと、無気力になっていきます。

こうした背景が原因となって、不登校に・・・・。

 

手立てとして・・・・

1 まずは学校を休ませるても

子どものあせりや不安感を受け止め、小さながんばりを認めてあげてください。

学校を休み始めたら、本人には「しばらく休んでもいい」と伝え、安心感を・・・・・。

前日に行くと言っていたのに行けなくても、理解を示してあげてください。

2 不登校の原因を理解する

落ち着いてゆっくり話ができる機会を子どもと持つようにしてください。

ただ、学校に行きたくない理由を言わない場合や言えない場合も多いです。

その時は、聞きすぎてはいけません。

何度も聞かれると罪悪感が増し、親が納得しそうな理由をとりあえず言って、あとから本人が苦しむことも多いからです。

不登校の原因は、いじめの有無の徹底的な確認は必要ですが、それ以外はわからなくてもかまいません。

なんとなく大体の事情を察することができれば十分です。

3 罪悪感を軽くしてあげる

本格的に不登校になると、学校に行けない自分自身への罪悪感から逃れるために、ゲーム・ネット・スマホ・・・・に依存するようになります。更には、部屋に引きこもり・・・・。

夜更かしが多くなり、生活リズムが乱れることが多いです。

家族と会話をしなくなり、激しく反抗することもあります。

ただ、この状況における心の問題は、本人が自分で解決するしかありません。

不登校の自分自身と向き合い、不登校になった原因や今後について、自分で考えるしかないのです。

ただ、まわりが罪悪感を軽くしてあげることで、苦しい期間を短くすることは可能です。

「学校に行っても行けなくてもどっちでもいいよ」

「そんなことであなたの価値は変わらないから大丈夫」

といったような親の言葉があれば、落ち着いて自分自身と向き合いやすくなるはずです。

4 自信を育む

学校に行ってなければ、何もしてはいけないわけではありません。

むしろ、お子さんが「好きなこと」「得意なこと」「興味のあること」に取り組んだら、小さなことでも・・・・、どんどん認めほめ、共感してあげてください。

そうした取り組みの中で、成功体験を積み重ね、まわりからほめられることは、自己肯定感や「自信」の形成につながります。

それは、不登校からの回復に大きく寄与します。

また、可能であればお手伝いをお願いしてみてください。

家の中で役割を得ること、感謝されることも、自信につながっていきます。

 

更に、

 まわりから認められるような結果で褒められ、自信が持てるようになる場合も・・・。

でも、この自信って、真の自信なのでしょうか。

こういう人って、失敗すると、とてつもなく・・・。

 

 まわりから認められるような結果がなくても、

「過程」に目をむけさせ、自分しか知らないお宝のような過去がいっぱい眠っていることを・・・。

それが、よりどころになり・・・、

ここまで生きてきたこと自体がすごいんですから・・・。

自分の歩と力を認めてあげましょう。

 日々、過去を振り返り、自分の小さな頑張りをこそ、

認め、褒め、共感してあげましょう。

これこそ、「真の自信」を持てるようになることでしょう。

 

教育立県彩の国学舎くき学園では、この手法を使っています。

ご家庭でも是非・・。

5 先生や友だちに呼びかけてもらう   学校と密に情報交換は大切

生活リズムが良くなってきたり、表情がよくなってきたら、学校の先生や友だちに「学校に来てみないか」と呼びかけてもらいましょう。

たとえ嫌がったとしても、この段階にこういった投げかけがあると、学校に行くことを少しずつ考えるようになります。

 

くき学園では、家庭の理解の下、学校と連携し、情報交換をし・・・、

もちろん、守秘義務の下。

一般的には、いろいろ言う人がいますが・・・

「無理やりでも行かせないと、さぼり癖がつくから良くない」
「じきに慣れるんだから、無理やりでも通わせたほうが良い」
と言う人も多いのですが、

 子どもによっては「慣れる」までの時間が数日でなく数ヶ月、数年という性質の場合もあるし、我々が子供だった昔と今の子供達とは学校に対する考え方が全然違います。
「自分はこうだったのに」と昔の自分と比較すると子供を見誤ることがあるので危険です。

 

(昔の子供は「学校というのは行かなければならない場所」というのが教えなくても社会当然のルールとして浸透していましたが、今の子供はそれがありません。これは親の教育の結果というより、子供、親、学校、社会全体の流れの変化だと、私は感じています。)

 

ですので、「さぼり癖」については単純に「良くない」と鵜呑みにせず、その時の子供の心理を汲み取って慎重に動かなければ・・・・。

 

学校行きたくないと不安、全開の子供への対応は・・・:要注意

「学校行きたくない」と言い続けている子供の場合は対応方法を慎重に考えたいところです。

特に4月に新しい環境になった場合、全く先の見通しが立たずに子供はパニックに陥っています。
ここで「無理やり行かせる」はNGで、行かせた場合、こんなケースが考えられます。

パニックが酷い
→この心理状態では先生の指示が全く理解できない
→指示に従って行動できず先生に叱られる
→落ち込んでますます学校行きたくなくなる

こうなると悪循環で、不登校へのレールが敷かれてしまいます。

早く子供のことを理解できていればこんなことにはならなかったのに・・・と痛感した保護者も多くいます。この点、注意ですね。

ですので無理やり行かせてはいけませんが、この状況下の子供は正しい判断ができないのも事実。
子供とよく話し合う、気持ちを汲み取ってあげるのは大切なことですが、理由を聞き出そうとしても、とってつけたような理由であり、本心とずれていることがあったり、話し合いの向こうに良い解決策が見当たらないことも多いです。

そのため、こういうケースでは、親が主導権を握り子供の見通しを立て、少しずつ動けるようにレールを敷いていくということが重要です。

考え方として、最終目標は朝から帰りの会まで居続けることですが、最初の段階では
「全部学校に居なくてもいい」「負荷を少し減らしてあげる」
ということです。

この場合は、子供のペースで行うのでなくあくまでも親が主導権を握った形で、「親の都合」で用事があるから早退させるとか、医者通いのために遅刻させるなどして、
「あ、学校にいる時間が少ないなら今日は行けそうだな!」
と思わせることです。

極端な話、もちろん、学校の先生と打ち合わせた上でのことですが。
「今日は身体検査があるから、そこだけ行って身長と体重を測っておいで!」
という形でも、最初は良いと思います。

「今日の目当てはコレとコレ。」と簡単明瞭に提示してあげることで、
「1日を学校で過ごす、という漠然としためあてにどう対処したら良いのかわからない不安」
を感じさせず、今日の課題を自分でクリアしたという自己肯定感を得ることが大切なのです。

    この積み重ねの結果、

      徐々に見通しが立ち不安が減り、

        いつの間にか学校に行くようになります。

やはり、大人(親、学校の教員、学園職員)の言動が・・・。

これって、大人の責務です。