ある生徒のノートから・・・

4月に進学した・・・中学1年生、高校一年生たちから・・・

「〇〇部に入った」

「◯◯委員会でがんばっている」

「◯◯先生の授業は楽しい・・・」

「技術は図工より面白い・・・」

などなど・・・、様々な挑戦や体験の報告が活発に届くようになりました。

 

また・・・中には勇気を振り絞って声をかけて、友人ができたことなど

まさに、学校生活の海を航海中です。

 

そんな中で、ある中学1年生。

今日も学園へやってきて、友達との楽しい時間を過ごし・・・

先生とも学校生活についてはなしをしたり・・・

 

そして、宿題が終わり・・・今日の学園での学習をはじめようと・・・

ノートを開くと・・・

何と、昨日やったノートがきれいにまとめ直されているのです。

驚いた指導員は

「えっ、これ昨日書いたノートだっけ?」

すると、生徒はとても嬉しそうに

「実はね、あれから家に帰ってもう一度先生とやったところをやってみたんだぁ~」

確かに、前のページをみたら昨日書かれたノートのまま。

落ち着いて、もう一度家で学習をしたのでしょう。

そして、講座方式で再び英語科の学習を開始して・・・またまた、驚いたのです。

昨日のまとめ直しのおかげなのか?いつのA罫のノート3行も使って一行を書くノートだったのが

きちんと一行は一行に収まっているのです。また、板書で色を変えたところがしっかりと色が変わっているのです。

 

更に驚いたことが・・・

そのノートをもう一人の生徒が見て一言

「◯◯君のノート見やすいね~。僕もこうしよう」

すると、負けじと・・・

板書に書かれたことだけではなく

 

板書では・・・

「I am student.」(私は生徒です)

と書かれている部分に・・・こっそりと・・・

「He is teacher.」(彼は先生です)

「You are from Kuki.」

S+Be動詞+Oを利用して、自分なりに例文を作ってみたのです。

そしたら・・・更に隣の生徒も・・・他の生徒も

自ら進んで、例文をつくり学習をしているのです。

 

思い起こしてみれば・・・今日ご紹介したこの生徒というのは・・・学園へはじめてやってきたとき

「ぼくね・・・勉強がとても大嫌いなんです・・・」

と・・・。

しかし、仲間に囲まれて学習し・・・互いに、認め認められ・・・

さらに、指導員にも認められ・・・

豊かな学びの中で・・・

しっかりと自尊心を根付かせ、自信をつけ、学習意欲を高揚させてきたのだと思います。

 

しかし、勉強が好きになったのか?・・・と言うと、そういうわけではなく・・・

実は授業後に聞いてみたところ・・・

「勉強をした!」という意識より「仲間と楽しかった」という意識が高いようです。

 

また、昨日の家庭学習について・・・

最初は「宿題のやり忘れがあったかも?」と思って勉強道具を拡げてみたら・・・

とてもお母さんが嬉しそうな顔をしてくれた・・・

それだったら・・・ということで、はじめたそうです。

 

かといって、しっかりとこの生徒には学習として根付いていました。

その証拠は、ノートに書かれた文字だけではなく

学習という意識はないものの・・・確かな自信、確かな自尊心、豊かな思考力なのです。

 

そして、今日は・・・その自信に満ちた生徒の影響を受けて

「おれね・・・悩んだけど、試験がんばってみる・・・先生、社会教えて!!」

・・・と、先輩が自らやってきたのです。

 

今日も、くき学園劇場では子どもたちは

明るい未来へ向かって、それぞれのペースで歩み続けています。