特に小学校中学年〜高学年になると、勉強のこと、友達や学校の先生とのトラブルなど、大人でも解決しにくい悩みを抱えることも・・・。そんなとき、親は悩んでいる子どもにどう対応してあげればよいのでしょうか・・・。お母さん、お父さん、我が子を振り返ってみてください。
子どもは成長するにつれて親と自分だけの関わりから、友達や親以外の大人などと触れ合い、世界が広がり、それによって悩みの内容もより多様になります。実際に、小学生の悩みについて厚生労働省が行った調査では、小学生の2人に1人が悩みを抱えており、さらに中学生になると悩みを抱える子どもは7割以上になっていることが・・・。
また、小学生の悩みについて具体的に見てみると、最も多いのが「勉強や進学」、続いて「友達や仲間」「健康」「自分の性格」「お金」となっています。男女で悩みを比べてみると、1位は「勉強や進学」で共通していますが、2位以下を見ると男児が「健康」「自分の性格」「友達や仲間」となっていますが、女児は「友達や仲間」「自分の性格」「健康」という結果に。
男児と女児で悩みの順位にいくぶんかの差はありますが、悩みそのものにはそれほど大きな違いはないことが・・・。
→ 以上のようなことが・・・、保護者の皆さん、どう考えますか・・・。
悩みへの寄り添い方 具体として・・・ 参考になれば
友達との悩み「いつも一緒にいるグループの中で、私だけが浮いている」
悩みを受け止め、自身のエピソードを話してあげましょう 「子どもの考え過ぎでは?」という印象をお持ちのようですが、まずは子どもの話に耳を傾けて、「あなたはそう思うんだね」と受け止めてあげてください。大人から見ればささいに思えることでも、「気にし過ぎ」などと簡単にジャッジしてしまうと、子どもが悩みを打ち明けにくくなり、自分だけで抱え込んでしまう恐れがあります。お母さんも小学生の頃、同じような経験があったなら、「実はお母さんも昔、同じようなことがあったけど、いろんな友達と遊んでいたから寂しくなかったよ。嫌じゃなければ、いろんな人と仲良くしてみたら?」と・・・、エピソードを交えて話してあげてはどうでしょう。それでも子どもが気にする場合は、「友達に必ず合わせなければいけないことはないのよ」「たまには1人で過ごす時間があってもいいんじゃないかな」などと伝えてあげてもよいでしょう。
先生との悩み「担任の先生が怖い! 学校に行きたくない」
親との悩み「お母さんやお父さんが頑張れ、頑張れと言うのが負担」
子どもの可能性や能力をできるだけ伸ばしてあげたいと思う気持ちが、子どもの重荷になっているようですね。子どもは「次は〇位以内を目指そう」のような励まし方がプレッシャーだと具体的に言っているのですから、最も大切なのは、まず、保護者が子どもを他人と比較する評価の仕方を変えていくことといえるでしょう。例えば、子どもの成績が少しでも上がったり、苦手な分野を克服できたりした時に、まず「前より成績アップしたね」「できることがまた1つ増えたね」と評価してあげるといいでしょう。さらに子どもの成長を、次のテストや受験などの数か月単位から数年〜10年くらいのもっと長期的なスパンで評価してあげる視点を、親が取り入れていきましょう。子どもにとってそのような長い単位で物事を考えることはとても難しいですが、そういった考え方もあると、親が子どもに教えるよいタイミングだと思います。モチベーションについても、子どもの成長をしっかり認めてあげれば伝わるはずですよ。
自分の悩み「友達と仲良くしたいのに、話しているとだんだん嫌われてしまう」
「話しかける前に、友達がその時に何をしているかよく見てみよう」と教えましょう。要は、話しかけたいという自分の気持ちだけに集中せず、相手が今どんな気持ちで、何をしたがっているのかを想像させることです。また「人が嫌がることは止めよう」などの抽象的な表現がわかりにくいようなら、相手が嫌がっているサイン(返事をしない、離れていく、背中を向けるなど)について、「こんな時は相手が嫌がっているんだよ」と具体的に伝えてみてください。人の気持ちについて想像させる、自分は良くても相手が嫌な場合もある(自分と他人は違う)ことを理解させてあげましょう。