夏休みに入り、くき学園では、子どもたちの笑顔があふれる毎日が続いております。
朝、登園してくると、元気いっぱいに「おはようございます!」とあいさつしてくれる子どもたち。
その表情からは、この場所で過ごす夏休みが、
子どもたちにとってどれほど心地よく、楽しいものであるかが伝わってきます。
くき学園では、この「笑顔でのかかわり」を何よりも大切にし、
子どもたち一人ひとりが安心して自分らしさを発揮し、
日々の活動を通して大きく成長できるよう、心をこめて支援しています。
夏休みという長い期間は、普段以上に子どもたち同士や職員とのかかわりが深まる貴重な時間です。
学校生活とはまた異なる環境の中で、
子どもたちはさまざまな人との交流を通して多くのことを学び、自分を磨いていきます。
くき学園では、そうした「かかわり」の中からこそ生まれる成長を大切にし、
一人ひとりがのびのびと自分らしく過ごせるような環境づくりを心がけています。
例えば、朝の会では、日直の子がみんなの前で大きな声で今日の目標を発表します。
最初は恥ずかしそうにしていた子も、周囲の温かなまなざしや応援の言葉に励まされ、
回を重ねるごとに堂々と発表できるようになっていきます。
このような場面を通して、自信をつけることができるのは、
まさに「かかわり」の力と言えるでしょう。
また、日々の小さな成功体験をみんなで喜び合うことで、
子どもたちの心には「次も頑張ってみよう」という意欲が芽生えていきます。
くき学園では、夏休みの活動をより充実したものとするため、
様々なプログラムを用意しています。
その中でも、サッカー教室、絵画造形教室、運動療育は、
子どもたちの成長を大きく後押しする柱となっています。
まず、サッカー教室では、体を動かす楽しさとともに、
仲間と協力することの大切さを学ぶことができます。
最初は、ボールを追いかけることに夢中だった子どもたちも、
回を重ねるうちにパスやフォーメーションといったチームプレーを意識できるようになっていきます。
また、試合中にうまくいかなくても、「次はこうしてみよう」と前向きに声を掛け合う姿が見られるようになるなど、
仲間との対話を通して思いやりや協調性が育まれています。
このような経験を重ねることで、
子どもたちは「自分の頑張りが仲間に支えられ、仲間を支えることでさらに大きな力が生まれる」ということを体感していきます。
これは、単なるスポーツの技術習得にとどまらず、人として大切な社会性や自己肯定感を育む貴重な学びとなっています。
次に、絵画造形教室では、自由な発想を尊重し、
子どもたち一人ひとりの「表現したい」という気持ちを大切にしています。
絵を描く、工作をする、色を選ぶ・・・そのすべての過程が、
子どもたちにとっては主体的に考え、行動する貴重な学びの時間です。
何を描こうかと悩む子に対しては、職員がそっとヒントを与えたり、
友だちの作品から刺激を受けたりしながら、子どもたちは少しずつ自分の世界を広げていきます。
完成した作品は、どれも子どもたちの個性が光る素晴らしいものばかりです。
その作品をみんなで見合い、良いところを伝え合う時間は、互いに認め合い、
尊重し合う心を育む大切なひとときとなっています。
また、「すごいね」「上手だね」と褒められることで、自信を持ち、
次への創作意欲へとつながっていきます。
このように、絵画造形を通して培われる自己表現力や創造力は、
子どもたちの未来にとって大きな財産となるでしょう。
さらに、運動療育では、一人ひとりの発達段階や個性に合わせたプログラムを行い、
身体機能の向上はもちろん、心と体のバランスを整えることを目的としています。
運動遊びを通して、できることが少しずつ増えていく喜びを実感できるよう、職員は丁寧に寄り添いながら支援をしています。
運動療育では、楽しみながら体の使い方を学びます。
初めは「できない」「怖い」と不安そうだった子も、
繰り返し挑戦するうちに少しずつコツを掴み、自信を持って取り組めるようになります。
成功した瞬間には、周囲から「やったね!」「すごいね!」とたくさんの拍手が送られ、子どもたちの笑顔が一層輝きます。
また、運動を通じた活動では、職員との対話も欠かせません。
「次はどうしたらできるかな?」「どんなふうに工夫してみようか?」と一緒に考えながら進めることで、
子どもたちは自然と自分の課題に気づき、自ら解決しようとする力を養っていきます。
これは、まさに主体的・対話的な学びの姿そのものであり、くき学園が大切にしている教育観に通じています。
くき学園では、こうした多様な活動を通して、子どもたちが自ら学び、自ら考え、
仲間や大人と対話を重ねながら成長していく環境を提供しています。
一人ひとりの「できた」「わかった」という経験を積み重ね、
時には失敗から学び、次への挑戦へとつなげていく日々。
そのすべてが、子どもたちの未来に確かな自信と力を与えています。
また、職員一人ひとりが、子どもたちのちょっとした変化や努力を見逃さず、
「昨日よりもできるようになったね」「今日はいつもより落ち着いて取り組めたね」と、
具体的に認めて声をかけることを大切にしています。
その積み重ねが、子どもたちにとっての安心感となり、
「自分はここにいていいんだ」「もっと頑張ってみよう」という前向きな気持ちを育てているのです。
夏休みは、こうしたかかわりを深め、成長を促す絶好の機会です。時間に余裕があるからこそ、
じっくりと子どもたちと向き合い、一人ひとりのペースに合わせた支援ができるのです。
そして、子どもたちもまた、ゆったりとした気持ちで取り組む中で、自分らしさを存分に発揮できるようになります。
この夏、くき学園では、笑顔あふれるかかわりの中で、
子どもたちが大きく羽ばたく姿が数多く見られることでしょう。
それは、サッカーで流した汗の中にも、絵画造形で夢中になった手の中にも、
運動療育で努力を重ねたその一歩一歩の中にも、確かに息づいています。
子どもたちが自分の成長を実感し、周囲と喜びを分かち合うことで、
さらに大きな一歩へとつなげていけるよう、私たち職員もまた共に歩み続けます。
くき学園は、これからも「かかわり」の力を信じ、
子どもたち一人ひとりの未来を支える場として、温かく、力強く、その歩みを続けてまいります。