漢字検定の実施

日本漢字能力検定を6月28日に実施いたしました。

 

子ども達はとても真剣な面持ちで臨み、また、期待を持った様子で受験をしました。

特に、検定会場では小学校低学年から、高校生まで、くき学園の全校舎、全教室から集いました。

もちろん、これまでの指導員との合格へ向けた取り組みや過程があったからこそですが、

受験に臨む姿勢が、高校生は高校受験。中学生は定期考査で経験されている独特のオーラがあり

小学生は、これを見て、気づいて、感じたのではないでしょうか?

 

くき学園で、検定試験を実施する意義として、学力の向上もありますが

このような、試験に対しての臨み方や、試験に対する取り組み方も大切な学習のひとつです。

 

この他に、検定の意義として

 

1.学びの成果を確認する手段としての検定

第一に、検定試験は「自分の現在地を知る」手段として、大きな意味をもっています。

人は何かを学ぶとき、進歩しているかどうかを知ることによって、さらに前へ進む意欲を持つことができます。

しかし、ただ学んでいるだけでは、自分がどこまで理解できているのか、

自分の力がどの程度なのかを客観的に判断するのは難しいものです。

検定試験では、一定の基準に基づいた問題が出題され、合格という一つの目標が設けられています。

そのため、試験を通じて自分の知識や技能を確認し、結果から自分の得意・不得意を知ることができます。

 

また、合格することで自信を持つことができ、次の目標に向かって努力を続ける原動力にもなります。

例えば、英検3級に合格した生徒が、「次は準2級を目指そう」と考えるように、

検定試験は段階的に学習を続ける仕組みが整っていることも、大きな魅力の一つです。

検定によって、学習の動機づけが高まり、学びに対する姿勢も前向きになります。

 

2.社会的な評価としての検定

次に、検定試験は「社会的な評価」としての意味を持っています。

現在、多くの検定が公的資格として認められ、就職や進学の際に活用されています。

例えば、パソコンの技能検定や簿記検定などは、企業の採用基準の一つとして取り入れられており、

検定の合格証を提示することで、一定の能力を持っていることを証明できます。

このように、検定試験は個人の力を証明する「資格」としても機能しており、社会の中で自分を表現する手段となります。

特に現代社会では、学歴だけでなく、どのようなスキルを持っているかが問われる時代になっています。

その意味で、検定試験に合格しているという事実は、客観的な能力の裏付けとなり、将来の可能性を広げる助けになります。

 

さらに、検定試験の存在が、「何のために学ぶのか」という問いに一つの答えを与えてくれる場合もあります。

学習が自己満足や形式的なものにならず、社会に通用する力を身に付けるための手段であることを自覚できることは、

学びの質を高める上でとても重要なことです。

 

3.努力と継続の証としての検定

検定試験には、合格という「目に見える成果」があります。

その成果を得るためには、日々の積み重ねが不可欠です。

つまり、検定試験は、努力や継続の大切さを実感できる貴重な経験の場でもあります。

特に、失敗を経験したときの学びは大きな意味を持ちます。

例えば、ある検定試験に不合格になった場合、多くの人は悔しさを感じます。

しかし、その経験をバネにして再挑戦することで、失敗を乗り越える力、

いわば「レジリエンス(しなやかな心)」が育まれます。

合格を目指して計画的に学び、何度も挑戦する姿勢は、人生のさまざまな場面においても必ず役立つ力となるでしょう。

 

また、検定試験の勉強を通じて、知識を得るだけでなく、集中力や計画力、時間管理能力など、

社会人にとっても必要な能力が身に付きます。

これは検定が単なる知識の試験にとどまらず、人間としての成長を促す仕組みになっていることを意味しています。

 

4.教育的な価値としての検定

教育の視点から見ても、検定試験は重要な意味を持っています。

例えば、学校教育では、学年ごとに学ぶ内容が決められていますが、

個々の生徒の理解度や進度には差があります。

そのため、検定試験は、個々の学びを補完し、学力の底上げや学習の確認を行う手段として、非常に有効です。

また、検定には「目標」が明確に設定されているため、生徒にとっては「何を学べばよいのか」がはっきりします。

これは、目標志向型の学習の促進につながり、学習の効果を高めることができます。

さらに、教師や保護者にとっても、検定結果を通じて子どもの成長を確認したり、

適切な支援を考える材料になったりするため、指導や関わりの質を向上させることができます。

 

最近では、発達段階に応じた検定や、日常生活に根ざした内容を問う検定も多くなっており、

特別な配慮が必要な子どもにも挑戦しやすい環境が整えられています。

このように、検定の多様化は、より多くの人に「できた」「わかった」という実感をもたらし、学びの喜びを広げているのです。

 

5.検定の成果をどう生かすか

最後に、検定試験の意義を十分に生かすためには、その目的を明確に持つことが大切です。

合格そのものが目的になってしまうと、検定が本来持つ学びの意味や成長の機会が薄れてしまいます。

「検定のための勉強」ではなく、「自分の力を高めるための学び」として捉えることが、

検定の意義を最大限に引き出すことにつながります。

 

また、検定は一人で頑張るものというイメージもありますが、

実際には、家族や先生、仲間の支えがあることで、より良い結果や充実感が得られます。

検定合格という小さな成功体験が、自分の自信となり、

次の目標に向かうエネルギーとなるように、大人の側も温かく見守り、支援していくことが求められます。

 

教育立県彩の国学舎 くき学園では

漢字検定以外にも、実用英語能力検定、実用算数・数学能力検定、ニュース時事能力検定等の準会場を取得しており

日程が決まり次第、学園よりお知らせさせていただきます。