家庭教育での留意点
新年度、保護者の皆さんに、下記のこと、
是非、わかっていただきたいことの一つであり、
非常に重要なことです。
~過保護・過干渉と合理的配慮の違い~
最近、相談事に、
我が子に、合理的配慮しているのですが、
振り返ると、過保護・過干渉しているのではと、
考えることがあるのですがと・・・。
確かに、学校でも、学園でも、
合理的配慮をする事が、義務化されています。
学園でも、職員に対し、何回も研修を行い、
更には、職員室だよりで周知していますが・・・、
合理的配慮と過保護・過干渉について、
頭を悩ましているのが現状です。
保護者の方の言うとおり、
今現在、合理的配慮は、義務化されてはいるものの、
子どものより良い変容につながっているかは、
少々疑問です。
大きな課題の一つと考えます。
過保護の意味
親が子どもの面倒を必要以上に見ること。
子どもが望むことを親が過度に受け入れ、
やりたいようにさせてあげたり、
子どもが失敗しそうなことは、
親が前もって手伝ってあげたりします。
ある程度の年齢になれば、
身の回りのことは自分でできるようになります。
しかし毎朝、子どもの着替えを手伝ってあげたり、
靴を履かせてあげたりすることなどが該当します。
また、おもちゃ屋などで「買って!」と駄々をこねる子に対し、
さほど抵抗を示さず買い与えてしまうのも過保護にあたります。
過保護になる親の心理
失敗や挫折といった経験を先回りし回避してあげれば、
親は子どもが悲しむ姿を見ずに済みます。
子どもの望むことをさせてあげれば、
親は常に子どもの笑顔を見ていられます。
そこには、「かわいい子どもの要求を拒否して子どもに嫌われたくない、
嫌な思いをさせたくない」という気持ちが働いていると考えられます。
親が子どもの望みに反する行動をとれば、
子どもは泣いたり怒ったりして抵抗することもあるでしょう。
これは育児をしていれば日常的に起こる光景です。
一時的な衝突で子どもが親を心から嫌いになってしまうことはありません。
しかし、育児経験が少なかったり、
自分に自信がなかったりすると
「要求を聞き入れなければ、
子どもの心を傷つけたり親子関係に悪影響を及ぼすのでは」と、
不安になってしまう場合もあるのです。
また、親自身が過保護に育てられてきたため、
子どもへの過保護な接し方が“当たり前”だと認識しているケースもあります。
自分の親と同じようにわが子にも接することで、
過保護の連鎖が起こっている可能性もあるのです。
過干渉の意味
子どもが関わる物事について無理やり立ち入り、
親自身の意思に子どもを従わせようとすること。
過保護の場合は、最初に子どもの意思がありますが、
過干渉の場合は親の望むことを子どもに強いるため、
前提となるべき子どもの気持ちが全く無視されている点が特徴です。
親に悪気はなく、
良かれと思って干渉していることもよくあります。
例えば、子どもの付き合う相手を親が選別し、
子どもが遊びたがっているのに、
「あの子と遊んではいけない」と禁止してしまう。
子どもが自分の言い分を話しても、
「あの子はあなたのためにならない」と聞き入れないのは、
過干渉になります。
また「○○ちゃんは青と赤、どっちの服がいい?」と質問しておきながら、
子どもが答える前に「○○ちゃんは青は似合わないから赤にしなさい」と、
答えを押し付けてしまうような場合。
子どもの気持ちを聞き取る前に、
親の判断を優先してしまうのは過干渉といえるでしょう。
過干渉が問題なのは、子どもを意思のある個人と見ずに、
親の一部だと考えている点です。
子どもを思い通りに操りたいというコントロール欲求が働いているのです。
過干渉になる親の心理
過干渉な親の中には、
自身の抱える心配や不安といった強い思いが影響していることもあります。
親自身が「○○しなければならない」
「○○でなければ不幸になる」といった駆られるような気持ちがある場合、
それを子どもにも強制してしまいます。
例えば、
親自身に「偏差値の高い学校を卒業しなければ不幸になる」という強い思いがある場合、
子どもの学力に見合わないような学校を無理やり受験させようとしたり、
子どもが選んだ進路を頭ごなしに否定してしまったりすることがあります。
また、親自身の自己肯定感の低さが過干渉に繋がることもあります。
自己肯定感の低い人は、
他人からの評価を必要以上に恐れる傾向があります。
子どもの失敗や間違いが自分の評価につながるという恐怖心から、
子どもをコントロールしようとするのです。
合理的配慮について
合理的配慮の3つのキーワードは・・・
「合理的配慮」は、一人ひとりの障がいの状態や教育的ニーズ等に応じて決定されるものですが、
「報告」では、
①教育内容・方法、
②支援体制、
③施設・設備の3つの観点から示されています。
合理的配慮のわかりやすい例は・・・
合理的配慮の提供の例は・・・
車いす利用者のために段差に携帯スロープを渡す、
高い所に陳列された商品を取って渡すなどの物理的環境への配慮を行う
筆談、読み上げ、手話などによるコミュニケーション、
分かりやすい表現を使って説明をするなどの意思疎通の配慮を行う。
障がいの特性に応じた休憩時間の調整などのルール・慣行の柔軟な変更を行う
学校での合理的配慮の例は・・・
典型的な例としては、
車いすの子どもが乗り物に乗るときに手助けをすることや、
障がいのある子どもの特性に応じたコミュニケーション手段
(筆談、読み上げなど)で、
対応することなどがあげられます。
「過重な負担」であると判断した場合には、
本人と保護者にその理由を説明するように します。
合理的配慮とはどのような内容ですか・・・
合理的配慮とは、
障がいの有無は関係なく全ての人が平等であるということを基本とし、
人権と基本的な自由を当たり前に行使できるように、
環境の変更や調整といった配慮をすることです。
必要な配慮は全ての障がい者に一律ではなく、
どのような障がいをもっているかということや、
現在置かれている環境などによって異なってきます。
学校での合理的配慮とは・・・
合理的配慮は、障がいのある生徒が、
十分な教育を受けられるために提供できているかという観点から、
校内委員会等において、
「教育内容と方法」、
「支援体制」、
「設備施設」など、
学校として検討するとともに、
生徒や保護者との建設的な対話により、合意形成を図る必要があります。
合理的配慮の6つの要素は・・・
上記で述べたように、
基本方針等を見ると、合理的配慮の内容が、
個々のニーズ、
社会的障壁の除去、
非過重負担、
機会平等、
本質変更不可、
意向尊重という6つの要素から構成されていることがわかる。
(オーバーラップしうるものもある)。
合理的配慮とバリアフリーの違いは何ですか・・・
・合理的配慮とは、障がい者の社会参加を前提として社会的障壁を除去(バリアフリー化)すること。
・合理的配慮は、障害者権利条約や障害者差別解消法に基づく義務であり、個人の価値基準による配慮とは異なる。
・合理的配慮については、過重な負担にならない範囲で個別の調整や変更を行う必要がある。
合理的配慮義務とは何ですか・・・
「合理的配慮の提供」とは、障がいのある人から、
「社会の中にあるバリア(障壁)を取り除くために何らかの対応が必要」との意思が伝えられたときに、
学校等や事業者が、負担が重すぎない範囲で必要かつ合理的な対応を行うことです。
合理的配慮とわがままの違いは何ですか・・・
合理的配慮とわがままの違いって何・・・
合理的配慮は、自分の特性を伝えて、
環境等を整えることで一般的に横並びになることで、
学習や業務を遂行できるということです。
相手の状況を考えながら、
自分の何が難しくてどうすれば出来るのかを明確にして伝え、
相手へ配慮しながら求める事です。
わがままは、
自分の都合や特性で一方的に出来ないとから出来るようにしてほしいと求める事です。
保護者の皆さん、
一緒に一緒に頑張りましょう。
子どもの明るい未来の為に・・・。