ある教室の・・・ある場面・・・
ある女の子が、ホワイトボードに向かって数学の問題を懸命に解いていました。
「う~~~ん、ここがこうなって・・・」
「ここ、移項するから・・・えーとえーと」
考えが口からでているのです。
もちろん、ホワイトボードに書かれた問題なので・・・顔もあがっていて表情もわかりやすいのです。
すると、その声に引き寄せられるように男の子が・・・
「これ、きっと○○先生の意地悪な問題だよ!」
そう言うと、2人でケラケラと笑い
そこに、また違う女の子が・・・
「あー、意地悪返しに・・・」
数字の3をつなげて、ハートにするのです。
「ちょっとちょっと!」
3人でケラケラと・・・
そこに、また違う子が来て
「何が意地悪なのかわかった・・・」
「なになに?」
「これさー、全部X=5になるじゃん」
「どういうこと?」
「意地悪っていうけど・・・これのここ・・・これのここ」
「同じ計算・・・ずっ~~~とさせられてたの気が付かなかった」
そして、みんなでケラケラと
笑顔のあるところに、子どもはいつも引き寄せられてきます。
ある児童は縄跳びをがんばっていました。
何とか二重跳びをやってみたいのです。
何分も何時間も・・・
その様子に、他の子も段々と寄ってきて
気が付いたら心から応援をしています。
きらめく汗に、子どもは引き寄せられているのでしょう。
ある関りをもつことを苦手としている子。
隣の教室の先輩たちが、学校の様子の話に花を咲かせている様子をずっと見ていました。
迷わずためらわず・・・
ある先輩は、
「○○くんもこっちにおいでー」
と、呼んでみました。が、しかし・・・気づかないふりをするのです。
しかし、おやつの時間
ある先輩たちは・・・
「先生、オレたち・・・たまには違う教室でおやつ食べていい?」
というので、ねらいが見えていた指導員は快くOKをしました。
最初は・・・押しかける先輩たちに、押され気味だったある子も
おやつを、食べ終わるころには・・・笑顔に。
子どもは・・・心のどこかで、明るさを求めている。
また、それに私たち大人は時にバカになってでも
その場をつくることが・・・変容を得るためのチャンスではないでしょうか?
特に、最後の先輩たちは・・・一回呼びかけただけで、諦めず
懐深く、後輩を受け入れています。
そう・・・その子に無意識に明るさを欲していることを気づいいたのでしょう。
また、中には、かつての自分と重ね合わせたのかもしれません。
もし、重ね合わせたのならば・・・「自分もこうして欲しかった」という場面があったのでしょう。
だから、そのチャンスをいつでも得られるよう・・・
くき学園では、各校とも・・・特色を活かして、工夫を凝らして、変容が得られる雰囲気を心がけています。
子どもたちの成長において、明るさは非常に重要な要素です。
明るい態度や前向きな姿勢を持つ人々との出会いは、
子どもたちにポジティブな価値観を育み、成長の道しるべとなります。
まず、明るさは困難な状況を乗り越えるための大きな力を教えます。
人生には成功だけでなく失敗もつきものですが、明るい心を持つことで失敗は「成長のきっかけ」として捉えられるようになります。
たとえば、スポーツや勉強で思うような成果が出ないときでも、前向きな励ましの言葉があると、
子どもたちは再挑戦する勇気を持てるのです。
このような経験は、挫折から立ち直る力を養うことにつながります。
さらに、明るさは人との関わり方の規範となります。
笑顔や前向きな言葉が生む温かな雰囲気は、周囲との良好な人間関係を築く土台となります。
子どもたちは、明るく親しみやすい態度を示す大人や友人から
「他者を思いやることの大切さ」を学びます。
この学びは、将来社会に出たとき、信頼関係を築く上で大きな財産となるでしょう。
また、ポジティブな価値観は子どもたちに「自分には価値がある」という自己肯定感を育てます。
明るい言葉や姿勢で接する大人は、子どもたちに「君ならできる」「挑戦していいんだ」といったメッセージを伝えます。
このような環境の中で育った子どもは、自信を持ち、夢や目標に向かって積極的に行動するようになります。
明るさは模範としての力も持っています。
子どもたちは身近な大人や友達の行動を観察し、無意識のうちにその姿勢を学びます。
困難なときにも笑顔で前向きに行動する姿は、
子どもたちに「人は明るさによって自分も他者も幸せにできる」という価値観を教えます。
明るさのある人々との接触を通じて育まれたこのような姿勢は、
子どもたちが成長して社会の中で他者に良い影響を与える存在へと成長するための礎となるのです。
ポジティブな価値観と明るさの規範は、子どもたちに人生の宝物を与えます。
それは、どんなときでも前を向いて歩み続ける力や、周囲を笑顔にする影響力を持つことです。
明るさを伝えることは、未来を育てる重要な役割を果たすのです。
それが・・・いずれ・・・
真の子どもたちの明るい未来への道のりなのです。