ある教室では・・・ホームルームの際に
デジタルデトックスの話をしました。
サブスクやSNS、ゲームなど、子どもたちを取り巻く環境には
様々な通信機器や、ゲーム機などがあります。
しかしながら、ゲーム・ネット依存の権威であられる樋口進先生のお話だと
「なきゃないで、どうにかなる」と気づかせることが大切であると言います。
デジタルデトックスが必要な理由として、通信機器の長時間利用が精神的・身体的健康を害する場合が多いことです。
長時間デジタル機器に触れ続けていると、知らないうちにストレスや疲労が溜まってしまいます。
また、健康的に首こりや肩こり、ブルーライトによる目や脳の疲れも避けられません。
デジタルデトックスをおこなうことで、このようなデジタル機器による弊害を軽減できます。
効果として
・満足する睡眠がしっかりとることができた。
・集中力が向上した。
・コミュニケーション力が向上した。
・自分なりの判断力が向上した。
・時間にゆとりが生まれた
このような話があります。
本当は便利にしているはずのデジタル機器ですが
健康を脅かしたり、子どもたちには成長を妨げている恐れが大いにあるのです。
しかし・・・このデジタルデトックスのために
無理やり取り上げるなど・・・親子の衝突材料にしてしまっては元も子もないと樋口先生はおっしゃられます。
むしろ、スマホを置く場所を決める。
決まった時間にしか、デジタル機器を触らないなど
デジタル機器が干渉する場を、固定してしまうのです。
さて・・・
このデジタルデトックスの話のあとで・・・
十二分な、事前学習の後で・・・
くき学園の近くにある図書館へ出かけました。
日頃、本に触れることが少ない子どももいました。
しかし・・・図書館の大量の本を目の前に・・・
どの本からふれようか・・・
ある子は・・・図鑑をながめることからはじめました。
ある子は・・・ぐるりと図書館をまわり・・・図書館の施設に興味をもったようです。
ある子は・・・項目別の書架をめぐり・・・興味ある本を見つけ
ある子は・・・図書館を利用してレポートをつくる、大学生に興味をもったようです。
そして・・・
ある子は・・・ぐるぐると・・・図書館をめぐりたくさんの本を手に取るも・・・なかなか見つけられません。
そこで・・・デジタル機器というわけではありませんが・・・自分で図書検索システムをつかいはじめました。
自分の好きな言葉を入力して・・・あれでもない・・・これでもない・・と
コンピュータを目の前に・・・難しい顔をしていると
図書館にいる司書さんが・・・やさしくその子に声をかけてくださいました。
すると・・・その子を連れて・・・書架へいきました。
「これでどう?」
「これ、おもしろそうだね・・・読んでみるよ」
それから・・・図鑑の生徒とならんで、その本を真剣に読み始めました。
これも出会いであったと思います。
また、図書館という公的な施設を利用して
ある生徒は、本と、その本を勧める図書館司書さんと出会い。
血の流れた・・・この関わりこそが、真のコミュニケーション力、社会性の向上へとつながるでしょう。
また、SNSやネットニュース、インターネットで流れている情報において
1日当たりの読む文字数は文庫本2冊にも及ぶそうです。
しかし、どれだけ頭に入っているのかというと・・・10分の1程度ではないでしょうか?
そこで・・・私たちは
早い・うまいに象徴されるファーストフード店などで謳われている文句ですが
ファースト(早い)に拘り過ぎて、スローを忘れてはいないでしょうか?
赤ん坊に勧める、スローフード。
ゆっくりゆっくり消化させて、確実に栄養を吸収させるためであります。
だから、図書館学習などで大量の情報から解放され
本との出会いで、スローに着実にその知識を得ること
また、プラスαとして・・・
何か「③認知・行動」「④言語・コミュニケーション」「⑤人間関係・社会性」これが成長するチャンスになってくれればと思います。
さて、最初の話に戻って・・・
このデジタルデトックス。
もっともっと、多くの人にこれを実践する機会が必要と考えます。
また、このデジタルデトックスを行う上で・・・最も注意しなければいけないのは大人です。
子どもにゲームやめなさい!と言いながら、自分がスマフォでSNSを眺めているようでは何の説得力もありません。
だから、デジタルデトックスは家族皆で実行する必要があるのです。
それに、この夏休みの宿題・・・
タブレットを利用する学習が、増えた気がします。
もちろん、タブレットでは視覚的な学びが豊富だといいます。
しかし、ある学校のタブレットの宿題は、漢字練習でした。
確かに、ペンを使ってなぞるだけですが・・・
方や、教員が留め跳ねを意識して、赤ペンにてなぞるように指示がされた漢字ノート
方や、漢字を画面の上をなぞるもの・・・
どっちが、子どもの心と学びにつながるか?
計算問題。
方や、回答を下から選び・・・チェックするだけで答えるものか?
方や、教員が子どもにとってちょうどいい問題が書かれており、その隣にたくさんの途中式やひっ算がかかれているものがいいか?
デジタル図書で、気に入った本だけ読むか?
それとも、紙に印刷された本を指を使い・・・目で追うのか?
明らかに・・・提供する教材に血の通ったものであるものが
子どもの心と学びに大きく影響するでしょう。
決してデジタル機器を否定するつもりは毛頭ございませんが・・・
これを使われるのではなく・・・正しい知識で使えるよう支援することも
くき学園としての課題の一つです。