顔晴ったね!

今日・・・ある生徒は・・・口をとんがらせて、眉間にしわを寄せて、学園へやってきました。

「まったく、ひどいよ!!」

何か・・・悪いことしてしまったのかな?と思って

「そんなに、怒ってないで・・・怒っていることを教えてくれる?」

「それがさぁ・・・」

要約すると・・・がんばって交流学級にて勉強をしていた、ある生徒は

皆が、4月にワークをもらい・・・自分も貰えるものだと思っていた。

しかし・・・おかしいなぁ~と思って、先生に聞いてみたところ・・・支援クラスからの交流学級では貰えないという返事をもらったという。

 

さっきまで、口をとんがらせて怒っていたある生徒は・・・今度は悲しそうに・・・

「ぼく、高校へ行けると思ってたんだけど・・・無理なのかなぁ・・・」

落ち込んでしまいました。

しかしながら、慰めるだけではなく・・・

「よく、ワークが大事だってわかったねぇ~」

「ワークがもらえないっていうことは、僕にはできないって思われたんでしょ?」

「みんなと一緒にワークを使って勉強したいと思ったことが・・・エライんだよ!」

「でも・・・ぼく貰えないし・・・」

すると・・・それを聞いていた、ある生徒は

「学校は違うけど・・・」

「今学校で、このページをやってるんだけど・・・先生、コピーしてあげて」

「ええ?いいの?」

「で、せっかくだから・・・一緒にやろうよ!べんきょー!

さっきまでの、重たい空気が一気に軽くなりました。

 

そして、2人でワークを開き・・・教科書を読みながら・・・こうでもない、ああでもないと相談学習をしました。

 

そして、先日ですが・・・お母さんと大喧嘩した生徒がやってきました。

こっちも、プンスカプンスカ・・・

いつも、元気よく挨拶する生徒ですが・・・一生懸命に怒っているんですよ!アピール。

しかし、せめて気分を変えてあげようと・・・仲間と指導員が一つになって笑わせようとしました。

すると・・・その生徒は、プっと吹いてしまったのです。

そして、ゲラゲラと笑い始めました

そして・・・ある生徒は

「〇〇ちゃんって、やっぱり笑った顔が一番だね」

それからというもの、さっきまでの怒った顔をやめて、終始笑顔で過ごしました。

 

たった、一つの声掛けで・・・マイナスのはずが、大きく成長につながることが多々あります。

 

逆に、ガンバレっていう言葉は・・・

先に見通しのつかない場合などは、逆効果です。

子どもに言わせれば、「これ以上、どうガンバレばいいんだ・・・」

「僕は、すでに頑張っているのに・・・ぼくにはできないっていうのか?」

そう考えてしまうものです。

 

TPOを考えて・・・(時間、場所、場合)を考えて・・・

そういう場面を用意して、子ども達に気づき、感じて、考えさせながら・・・

これを導き・・・

 

その答えが出た後で・・・「がんばったね~」は、最高によい誉め言葉になるでしょう。

そして・・・その顔は、語源のごとく「顔晴れ」になるはずです。

 

何よりも、せっかく同じ時間を過ごすならば・・・顔晴れがよいに決まっているでしょう。

 

また、その顔晴れの時間を作り、今日の成長・成果として・・・ご家庭へ帰すことが我々の大切な使命であると思います。

 

結びに・・・高校へ行きたいと言っていた・・・最初に紹介した、口をとんがらせていた生徒は

一緒に勉強をした生徒と・・・共に高校へ進学したいと決意を固くしたのでした。

また、それに対して・・・ある指導員は・・・

大丈夫!〇〇君は、もっともっともっと成長して、よい高校生になると信じているよ!

と・・・。

不安の霧が晴れ・・・まさに、顔晴れでした!