子どもたちは朝からわくわくした表情で集合し、大きなリュックサックとともに、
これから始まる二日間の冒険に胸を膨らませていました。
目的地は、自然豊かな湖のほとりにある学習施設です。
バスの窓から見える景色は、街中の建物から緑の山並みへと移り変わり、
その変化に子どもたちは「わあ、木がいっぱい!」「空気がきれいだね」と声を弾ませていました。
普段は教室の机に向かって学ぶ彼らにとって、この移動時間すらも、すでに学びの一部です。
到着すると、まず目に飛び込んできたのは、
澄んだ湖面と、その向こうにそびえる山々でした。
水面は太陽の光を反射してきらきらと輝き、時折吹く風で波紋が広がります。
その景色を前に、子どもたちは思わず深呼吸をしていました。
新鮮な空気の匂い、木々のざわめき、鳥のさえずり――五感すべてが自然に包まれています。
この瞬間、教室では得られない「体で感じる学び」が始まったのです。
午前中のプログラムは湖の周辺探検です。
湖畔を歩きながら様々な植物や昆虫を観察しました。
ある子は木の幹に小さな穴を見つけ、「これ、鳥の巣かな?」と質問していました。
「そう、キツツキがあけた穴なんだよ」と説明し、実際に穴の中を覗かせてくれました。
好奇心が次の質問を呼び、学びの連鎖が広がっていきます。
昼食後はいよいよ湖での水遊びです。気温は少し高めでしたが、
湖の水はひんやりとしていて足を入れると「冷たーい!」と歓声があがりました。
子どもたちは石を拾って水切りをしてみたり、小さな魚を探して網を動かしたりと、
それぞれに思い思いの過ごし方をしていました。
水の感触、足の裏に伝わる砂や小石の感覚、反射する光・・。
こうした体験は、教科書では味わえません。
五感を使い、自分の体で自然と直接かかわることが、心に深く刻まれていきます。
そして、皆で夕食を食べて、夜は反省会。
それから、それぞれの絵葉書を作りました。
わくわくから・・・新たな発見まで、子ども達は
机上ではできない学習を今日もつみ・・・