いよいよ明日は終業式。4月の始業式から今日まで、
子どもたちは一日一日を積み重ね、それぞれの歩幅で成長してきました。
この数か月を振り返ると、様々な場面で子どもたちは自分なりの努力を続け、
時にはうまくいかずに悩み、時には友だちや先生に支えられながら、
確かな一歩を踏みしめてきたことが分かります。
改めて、すべての子どもたちに、「よく頑張ったね」「君の成長は素晴らしい」と、
心から認め、褒めてあげたいと思います。
最近は、「できること」「できないこと」で人や自分を評価しがちな風潮があります。
しかし、子どもの成長というのは、目には見えにくい小さな積み重ねから生まれていくものです。
たとえば、朝、自分から「おはよう」と挨拶できるようになったこと。
授業中に静かに人の話を聞けるようになったこと。
友だちとトラブルがあっても、自分から「ごめんね」と言えたこと。
それらはすべて、立派な「成長」の証です。
学年が進むにつれて、子どもたちは周りと比べたり、自分に自信を持てなくなったりすることもあります。
しかし、私たち大人が見てあげるべきなのは、「昨日より少しでも前に進んだ姿」です。
失敗もまた成長の一つ。
うまくいかない経験を重ねながらも、何かに向かって進もうとする気持ちそのものを、
しっかりと認め、褒めてあげることが、次なる挑戦への意欲につながっていきます。
この学期、教室のあちらこちらで、小さなドラマが生まれてきました。
最初は苦手だったことが、何度も挑戦するうちに少しずつできるようになった子。
友だちとの関わり方を悩みながらも、自分なりの答えを探して前に進んだ子。
自分の殻を破ろうと、新しい挑戦に一歩踏み出した子。
それぞれの物語に、大きな拍手を送りたい気持ちでいっぱいです。
「新しい挑戦」という言葉は、決して特別なことを指すわけではありません。
新しいことに一歩踏み出す勇気。昨日できなかったことにもう一度挑む気持ち。
それは、すべての子どもが日々の生活の中で積み重ねている努力の一つです。
新しい友だちに話しかけてみることも、新しい係に手を挙げてみることも、
あるいは初めての発表に挑むことも、すべてがその子にとっての「新しい挑戦」です。
また、挑戦には失敗がつきものです。
しかし、その失敗を受け止め、次にどうすればいいかを考えることも、成長には欠かせません。
大人は時に、失敗した子どもを叱咤したり、失望したような態度を取ってしまうことがあります。
しかし、そうではなく、「よく挑戦したね」「次はどうしたらもっとよくなるか、一緒に考えよう」と寄り添い、
認めてあげることが、子どもの心を育て、再び前に進む力を与えます。
特に終業式を迎えるこの時期は、振り返りと共に次への期待を持つ大切な節目となります。
子どもたちは、これまでの自分を振り返り、できるようになったこと、
がんばったことに目を向けるとともに、これからの自分についても考えています。
「次は、もっとこんなふうに頑張ってみよう」「今度こそ挑戦してみよう」・・・その前向きな気持ちが育つ瞬間です。
大人が子どもにしてあげられる一番の贈り物は、
「あなたの努力は間違っていない」「その頑張りを、ちゃんと見ているよ」という言葉です。
どんなに小さな成長であっても、それを認め、褒め、励ましてあげることで、
子どもは自信を持ち、自分の力を信じて歩いていけるようになります。
その積み重ねが、やがて大きな成長となり、新しい挑戦へとつながっていくのです。
この学期を振り返ると、子どもたち一人ひとりが、様々な形で自分を磨いてきました。
授業や行事、部活動、友だちとの関わり。
どれもがその子なりの「挑戦」の場であり、「成長」の舞台でした。
そして、その努力があったからこそ、今こうして胸を張って終業式を迎えることができるのです。
もちろん、すべてがうまくいったわけではないでしょう。
悩んだ日、泣いた日、思うようにいかず落ち込んだ日もあったはずです。
しかし、そうした経験こそが、子どもたちにとって何よりも貴重な学びであり、
生きる力を養う時間だったと信じています。
終業式を迎える今、改めて、すべての子どもたちに伝えたいことがあります。
それは、「よく頑張ったね」「あなたはあなたらしく、大きく成長しているよ」ということです。
そして、「これからも、新しい挑戦を恐れず、自分を信じて進んでいってほしい」と心から願っています。
子どもたちは、これからもさまざまな壁に出会い、悩み、迷いながら成長していきます。
その時、大人がそっと背中を押してあげる存在でありたいものです。
「君ならできる」「君の力を信じている」という言葉は、子どもにとって何よりも大きな力になります。
認め、褒め、励まし、共に喜ぶ・・・それこそが、子どもたちを次なる挑戦へと導く道標となるのです。
明日の終業式では、ぜひお子さんの目を見て、
「よく頑張ったね」「あなたらしく、これからも一歩一歩進んでいこうね」と伝えてあげてください。
その言葉が、きっとお子さんの心に温かく響き、次なる挑戦への一歩となるはずです。
子どもたちの可能性は、これからも無限に広がっています。
私たち大人ができることは、その芽を信じ、そっと支え続けること。
そして、一緒に成長を喜び、共に歩んでいくことです。
明日の終業式が、子どもたちにとって、これまでを認めてもらい、
これからに向かって自信を持って進む大切な節目となるよう、心から願っています。