試練に立ち向かう人間に 

試練に立ち向かう人間に 

     ~真の社会人に~

 

人間の本当の幸せは何か。

それは、充実感のある生き方だと思います。

努力を必要としない仕事に充実感はありません。

 

山登りに生きがいを感じるのは、山登りが大変だからです。

楽じゃないから充実感があるのです。

 

人間だれしも味わうことですが、

親亡きあと、子どもは一人で生きていかなければなりません。

したがって、どんな苦労が待ち受けているかもしれません。

子どもは将来を生きるということ。

そして、将来のことは誰も予想がつかないということも、

しっかり押さえて置く必要があります。

 

終戦後の混乱期に、今日の日本社会の繁栄、

豊かさを誰が予測できたでしょうか。

大人から子どもまで携帯電話を持ち、

パソコンを操作し、

各家庭に数台の車のある生活など、

誰にも想像できなかったはずです。

それと同時で、皆さんのお子さんが、

一人前の大人になって活躍するであろう、

20年~30年先の世の中がどう変わってゆくか?

予測できる人は一人もいないと思います。

したがって、将来、皆さんのお子さんが、

どんな苦労に遭遇するかは、全く予測できません。

わが子には苦労させたくないと親がいくら思っても、

親より苦労する子どももいると思います。

親よりもたくましく、

親よりも粘り強く、

人生を生き抜いて行く力と知恵とを子どもに与えておくことが、

親の愛情であり、義務であると思います。

そのためにはどうしたらよいか。

結論から言えば、「体験」です。

負ける練習、恥をさらす訓練、カッコの悪い体験を、

子どもにさせておくことでは・・・。

人間の身体は使ったところが強くなります。

その反応に使わないところは弱くなります。

甘え社会、飽食の時代に生きる現代っ子にとって、

最も弱いところは「負けに耐える心・恥に耐える心・カッコ悪さに耐える心」です。

負けると言うことは、自分の思いが通らないことです。

自分の思いが通らない時、

子どもは次のうち、どちらかの行動を取るといわれています。

 

①じっと我慢して自分の欲望にブレーキをかける。

②だだをこねて思いを通す。

 

世の親は大体後者で、

子どもの思いを、

みんな通させるという結果になるのではないでしょうか。

そして、わずかなことにも我慢のできない子どもにしてしまって、

手を焼いているのが現状ではないでしょうか。

 

長い人生には、自分の思いが通らない場合がたくさんあります。

思うようにならないのが世の常であり人生です。

むしろ自分の思い通りにならないことの方がはるかに多いのです。

それならば人生の的(めあて・ねらい)を思うようにならない方に、

合わせた方がよいのではないでしょうか。

「思うようにならない-それは言葉を変えれば負ける」ことです。

 

MLBの大谷翔平投手のように、

DHで、大事な所でカッコ良くホームラン、ヒットを打つことなど「マレ」なのです。

(努力を惜しまず、「努力を楽しみ、喜び」と思い努力をする・・・)

 

人生の的を確率の少ない方に合わせないで、

確率の多い方に合わせておくこと。

それが負ける練習です。

小さい時から負ける練習をさせておけば、

成人してから負けに強い人間になれるはずです。

甘えさせて思う通りにさせることは、

本当の愛情ではありません。

こういう考え方、ちょっと参考に、

そして、考えてみて頂ければ幸いです。

 

人生におけるどんなことにも、

屈辱に耐えて、自分の道を歩いてゆけるような育て方をするのが、

わが子に対する本当の愛情ではないでしょうか。

 

人生は皆、甘えの心を捨て、

試練に耐えて強く生きてゆくことが、

必要であると思います。

 

教育立県彩の国学舎くき学園では、

工夫ある体験を多く取り入れ、

また、学習面でも、失敗(テストで低い点数)を経験させ、

そして、心のサポートを・・・。

この繰り返しを・・・。

決して、失敗したままにはしてません。

 

学園を巣立った子どもたちの多くは、

保護者のご理解があってのことですが、

上記の学園生活の下、

高校等・大学等進学へと・・・。

更には、真の社会人として、

立派に翔たき、今もなお、

自分を磨き続けています。

 

指導員冥利に尽きます。

 

教育立県彩の国学舎くき学園職員も、みな・・・てにてを、とり・・・

日々、おおきな大きな試練に立ち向かう心で・・・

様々な壁を乗り越え

そして・・・

目の前の子どもに対し、

全知全霊・全身全霊を持って

指導支援に・・・。

そこで、最も大切なこととして、

保護者とのかかわり、

地域とのかかわり、

学校とのかかわり、

同僚とのかかわり

日々よいかかわりで・・・

自分の糧としながら・・・

 

~美しい空気にふれると美しい花が咲く 

   美しい心でいると美しい人になる~