正しい家庭教育とは・・・

正しい家庭教育とは・・・

本当に我が子のことを考えて・・・

初心に返って、

家庭教育について考えてみましょう。

 

本日も、保護者から相談が・・・。

家庭での生活ぶりのことです。

勉強はせず、ゲーム、スマホ、携帯いじり・・・

どうしたら、よいのかと・・・。

(学園職員は、いくらでも、憎まれ役に)

 

家庭は全ての出発点

家庭教育って・・・・、

家庭教育は、すべての教育の出発点。

家族のふれ合いを通して、

子供が、基本的な生活習慣や生活能力、

人に対する信頼感、

豊かな情操、

他人に対する思いやり、

基本的倫理観、

自尊心や自立心、

社会的なマナーなどを身につけて

いく上で重要な役割を果たしています。

 例えば、毎日の生活の一場面。皆さんのご家庭では、どのように過ごしていますか?

いつも家族で、

「おはよう」「ただいま」「おやすみ」などのあいさつを習慣にしている。

早寝早起きを心がけている。

朝ごはんは家族一緒に食べる。

学校での出来事などについて、子供とよく話をする。

テレビやゲームの時間などのルールを、

親子で話し合って決めている・・・。

 

家庭は、子供たちが最も身近に接する社会。

常に子供の心のよりどころとなるものです。

少し立ち止まって、日常の家庭での生活を振り返ってみることが大事では。

 

やめられない怖い依存症!

ゲーム障害はひきこもりの原因にも

 

まず、ゲーム障害について、実態を知り、考えましょう。

ゲーム、スマホ等に熱中し、

利用時間などを自分でコントロールできなくなり、日常生活に支障が出る病気です。

WHO(世界保健機関)では新たな病気として2019年5月に国際疾病分類に加えました。

ゲーム障害の患者数は、はっきりとわかっていませんが、

厚生労働省の調査では、「ネット依存」が疑われる人は、

成人で推定約421万人、中高生で約93万人(2017年)いると推定されています。

今では、分析の結果、ゲームをやめたくてもやめられず、

日常生活よりゲームを優先する「ゲーム依存症」の傾向を示す子が増加しているのです。

 

テレビやゲーム、ネット利用による医学的な影響には、

これまで次のようなことが指摘されてきました。

様々な能力の低下(運動能力、視力、集中力、記憶・学習能力、創造力)や

生活習慣への影響(肥満、喫煙率の上昇、コレステロールの上昇など)、

言語や社会性の発達への影響、

精神面への影響(意欲の低下、攻撃性の亢進、大人になってからのうつ病の増加、仮想現実と現実との混乱)、

そして、家族団欒の時間や友達との外遊び・おしゃべりの時間、

何もしないでぼんやり過ごす時間、

空想の時間、

読書の時間、

睡眠時間など、

子どもの成長にとって大切な意味を持つ、

様々な時間が奪われていることなどが指摘されています。

 

ゲームを遅くまでやって夜更かしになり朝起きられない、

昼夜逆転して学校に行かないで一日中ゲーム・ネットの生活になっている、

ゲームでイライラして暴言や暴力を振るうようになった、

親の知らない間にスマホのゲームで課金をして多額の請求がきた、

親の財布からお金を盗ってゲームソフトを購入したなどなど、

依存症というしかないような子どもたちが増加傾向に・・・。

上記の「イラスト」

我が子には、見られませんか・・・。

 

 

ゲーム障害は誰にでも起こる可能性がある病気です。

そのため、ゲーム障害の兆候を知り、早めに気付くことが大切です。

下記が、ゲーム障害の8つの兆候です。

  • ゲームをする時間がかなり長くなった
  • 夜中までゲーム続ける
  • 朝起きられない
  • 絶えずゲームのことを気にしている
  • ほかのことに興味を示さない
  • ゲームのことを注意すると激しく怒る
  • 使用時間や内容などについて嘘(うそ)をつく
  • ゲームへの課金が多い

これらの兆候が見受けられる場合は、

まず、厳しい中にも心温かさを感じられるような注意をすることが大切です。

注意をすることで、

ゲームの時間が減ったり、

やめることができたりすれば、

あまり問題はありません。

しかし、注意してもゲームをする時間が減らない場合は、

ゲーム障害が疑われます。

 

子どものゲーム障害を予防する方法

まず有効なのがゲームを始める年齢を遅くすることです。

すでにゲームを始めている場合は、

1日のゲームをしてもいい時間やゲームができる時間帯・場所を明確に決めることが有効です。

その際、紙にかいて部屋に貼っておくこと、

子どもの意向も取り入れることが大切です。

また、ゲーム以外のリアルの生活を充実させることでも、

ゲーム障害を予防できるといわれています。

 

対策は簡単ではありません。

まずは、夜更かしにはならないことが大切です。

子どもたちに睡眠の大切さを医学的に説明しています。

それから、親がゲームやスマホのことで注意をしたり、

叱ったりの連続では逆効果であり、

ゲームやスマホ以外にも、もっと楽しいことがあることを体験させるような工夫が必要です。

 

親として、子どもと楽しい時間を作ること、

さらには、予防として大切なものに、

心温かさや愛情を感じることのできる家族内の安定した人間関係、

幼少期の安定した親子関係、

愛着形成があると考えています。

何事も、過ぎたるは及ばざるがごとしで、

家庭で子どもと話し合ってルールを決めて、

ゲームやスマホを上手に楽しむことが必要です。

 

家庭の教育は、

 個々の家庭の責任、

   他人に頼れない、

     関係ないなど、思っていませんか・・・。

法的には、子供の教育の第一義的責任は親が持つものであり、尊重されなければなりません。

しかしながら、子供は家庭の中だけで育つわけではありません。

学校や地域の様々な人たちと関わり、

 見守られながら成長していくのです。

 

昔は、親以外にも多くの大人が子供に接することで、

それらが全体として家庭教育を担ったり、

親同士や地域の人々とのつながりによって、

親として学び、育ち合う中で、

子供たちを「地域の子供」として見守り、育てるなど、

地域において子育てや家庭教育を支えるしくみや環境がありました。

 

今では、核家族化、少子化、雇用環境の変化などにより、

こうした地縁的なつながりや人との関係が希薄化し、

親が身近な人から子育ての仕方を学ぶ機会が減ったり、

子育ての悩みなど気軽に相談できる人がそばにいないといったような、

親や家庭を取り巻く状況、

子育てを支える環境も大きく変化しています。

また、仕事と子育ての両立の難しさなど、

様々な要因を背景として、

家庭の孤立化や、

忙しくて時間的精神的ゆとりを持てない状況、

さらには児童虐待など、

家庭をめぐる問題も深刻化してきています。

こうした状況は、決して個々の家庭だけの問題ではありません。

 

保護者の皆さんが安心して子育てや家庭教育ができるよう・・・

みんなで一緒に頑張りましょう・・・・・、

教育立県彩の国学舎くき学園としても、全力で応援致します。

 

教育立県彩の国学舎くき学園は、

大タンポポのように、情報を発信し続けます。

 

 

 地域みんなで、正しい家庭教育を支え合いましょう・・・

家庭教育はこれからの未来を支える子供たちへの大切な贈り物です。

子供を育てることは、

  未来の日本を支える人材を育てる重要な営みです。

保護者の方々、本当に頑張っています。

  保護者の方々の頑張りに対して、

地域社会や学校、行政、企業等も力を合わせ、

  子育て家庭の「支え」となり、

     地域社会で子育てや家庭教育を応援していくことが・・・。

 

微力ではありますが、

 教育立県彩の国学舎くき学園は、

職員皆、「子どもの変容」を合言葉に、保護者の皆さまの見方です。

 トコトン応援致します。

何でも、相談、悩みごと、言ってください。

 1人で抱え込んではいけません。

 よい結果には繋がりません。

 

但し、実態把握、いろいろな意見交換、情報交換等、

親御さんにとって、厳しいお話もあるかもしれませんが・・・。

昨日のニュースにも書きましたが、

ポジティブ的な解釈が・・・。

これが、子どものより良い変容に・・・。

 

基本は、

心温かさを持ち傾聴、

心温かさを持った共感、

そして、ちょっとした言葉に対し、

認め、褒めることが・・・。

これこそ、

親子の絆の深まりに・・・。

 

 

家庭・学園(人生経験豊富、専門知識豊富・・・)

この二者総体にならねば・・・。