健やかな「健康・生活」を送るために~人生今日が一番若い~

今日は国会議員で衆議院議員 厚生労働委員長 厚生労働大臣政務官 であられる三ツ林裕巳先生を後援する

久喜市三幸会設立総会が久喜総合文化会館で行われました。

 

その第二部で順天堂大学 医学部・大学院医学研究科:教授であられる小林弘幸先生の講演を拝聴いたしました。

テーマは「老後をやめる!~人生今日が一番若い~」というお題で

来場者が一番若くて40歳代の中でのご講演でした。

 

また、大変勉強になり、是非とも全学園職員にも聞かせたかった内容で、今後のくき学園運営に役立ちました。

ありがとうございました。

 

そこで、気になった点を数点ご紹介いたします。

 

「悪い流れ」というのは止めることができないのでしょうか?

それは、全て科学で説明できるというのです。

それはどういうことかというと・・・

 

「ミス」の科学というものがあります。

ミスというのは

・余裕がない時

・自信がない時

・予想外の事が起きた時

・具合が悪い時

・環境が悪い時

など・・・バランスがうまく取れない時に起こります。

 

このバランスとは・・・

自分の意志でコントロールできない、血流や臓器の動きをつかさどる神経である自律神経に影響されます。

緊張や、興奮した時に動く「交感神経」とリラックスすると動く「副交感神経」のうまくバランスがとれることが

私たちの思考や判断に影響を与えていると考えています。

 

このミスの科学から

現代人の多くは・・・ストレス過剰で交換神経が過剰に優位になりがちなのです。

ただ、このバランスとるために副交感神経をあげることで

バランスが均衡を保てるということです。

 

では、この自律神経の機能をTP(トータルパワー)として考えると

曜日や地域、気圧とも関係するようです。

 

また、ミス・・・悪いことが立て続けに起こってしまう

なんていうことはないでしょうか?

 

さて・・・TPを向上させるためには

・1:2呼吸

・朝食

・お風呂

・噛むことの力(オーラルフレイルの予防)

・悪玉菌を減らして、善玉菌を増やす

などなどが挙げられます。

 

細かい点を省いて考えると、やはり生活習慣が大切であるということですね。

また、これに加えて小林幸弘教授は

「3行日記」を書くと、なぜ健康になれるのか? 単行本

という本を著書されておられます。

 

これは、心の負担を軽くして・・・

ストレスに強くなり・・・

副交感神経を活発にして血流が改善するというものです。

 

さて・・・

今回の講演会は高齢者へ向けた事だけだったのでしょうか?

いえ・・・私たち、子どもに携わるものにも大きなヒントとなりました。

 

というのは・・・

今回の5領域のうちの・・・「健康・生活」この意義。

そして・・・どうして、五領域の最初に挙げられているのか?

この意義がよく理解できました。

 

そう・・・健康・生活が私たちが生きていくうえでこれが中心となっているのです。

 

そして、私たちの役割というのは・・・

声掛け・・・支援ひとつで・・・子どもたちの副交感神経を活発にできるということです。

というのは、

私たちの支援は・・・子どもたちの、心身の健康づくりを促し・・・

そして・・・先に述べました・・・

時には悪い連鎖を崩すことのきっかけを作る場なのです。

 

この話を、ある職員にしたところ早速・・・3行日記について

研究をはじめました。

 

また、何かのきっかけで・・・至る所に、子どもたちへの支援の思わぬヒントが転がっており

それを拾うために・・・もっともっとアンテナを拡げなければと思いました。

そして、私たち、くき学園ももっともっと研究活動を行わなければと考えた次第です。

 

今日の記事も・・・是非ともご参考にしていただければ

子どもたちの、健康・生活のために生かしていただければと思います。

 

結びに、ご講演いただきました・・・小林幸弘教授の

「ドクター小林の健康塾」のリンクを添付させていただきます。

 

ぜひ、著書と併せて保護者の皆様、ご覧ください。