情報化の時代になって・・・思考力・判断力がさがったという記事をよく目にします。
情報化とは、知の集合体で・・・インターネットの中には情報の真偽はあるが・・・
大体のことは、インターネットで知識が手に入るのに何故?
それなのに、思考力が低下するとは?
まず、動画サイトなどで・・・様々な体験的な動画が流れています。
しかし、これは経験となるのでしょうか?
もちろんなりません。
しかし、これを見続ける事で・・・なった気になるのです。
一例として、Youtubeでお料理動画が数多く流れていますが
この料理についても・・・観ててお腹がすきますよね?
そして、あくまでも画面の向こう側で作られていますので・・・
意外と簡単に作れる気になってしまうのです。
実際はというと・・・動画になっていない買い出しであるとか・・・
パンを作るなら、長い時間捏ね続けなければならないことです。
そして、その動画において段々没入することで
簡単な作業で作った気になってしまうことなのです。
こうすることで、あたかも自分で作ったように・・・錯覚し、経験がなくてもわかった気になってしまうのだそうです。
また、知識についてもそうです・・・
インターネットが普及する前は、わからないことを調べるためにどうしたでしょうか?
先生に聞くなり・・・
図書館で調べるなりしたと思います。
しかし、今やスマートフォンですぐわかってしまいます。
このタイムラグはなんでしょうか?
そう・・・その間に・・・
例えば数学の問題についても、数学の先生に聞くまでの間に・・・
「ここまでこうなるんだよな・・」
であるとか・・・
「別のやり方あったっけ?」
と考える時間が与えられるのです。
もちろん・・・図書館へ調べに行く場合は・・・
歴史の問題だとすると・・・
織田信長が楽市楽座をした理由とは?
「人の往来を多くして繫栄させるためではないだろうか?」
「商人を利用して、あちこちの街の情報を仕入れる為ではないだろうか?」
などなど・・・想像力も鍛えられるのです。
辞書の早引きができる人もいますが・・・
辞書も・・・見つけるまで、十二分な思考をする時間が与えられることでしょう。
もちろん・・・思考力をさげてしまう原因として情報化を非難するわけでは実はありません。
先日、ある高校生が・・・Google翻訳で、英語の課題に取り組んでいました。
一見・・・知っている知識を使って、問題を解かないなんて・・・思考力もあったもんじゃない
と、思われるかもしれません。
しかしながら、使い方次第なのです。
まずは、自分が思っていることを翻訳します。
その文章を使って・・・自分なりに変化させると・・・
英語を使って自分なりの表現方法を手に入れることが可能なのです。
だから、翻訳ソフトを使って・・・書き写すだけなら確かに勉強にはなりません。
けれども・・・支援されて・・・、これを活かして学習のツールとするならば思考力は磨かれるでしょう。
ただ、そのグレーゾーンの中で見極められるのは・・・AIでもありません。
やはり、周りについている人であると考えます。
人を導くのはAIではないのです。やはり、その子の個性と可能性を見極めて正しい支援をする大人の役目なのです。
だから、情報化によって思考力の低下とは言われますが・・・
実は、社会的に・・・人間育成力の低下であるのではないかと考えます。
ある先生は、指導において・・・その問題の背景と、ヒントを与えて・・・
「先生が答えを教えるのは簡単だけど・・・まずは、考えてみて・・・」
と・・・子ども達が思考力を使って、自己解決力・自己肯定感を向上させ問題に取り組み
やがて答えを導き出します。
それが・・・やがて・・・人間力の育成へとつながるのです。
今の時代、確かに・・・問題は山積しておりますが
人間らしさ・・・人間臭さ・・・これは、やはりどんなに技術が発展しようとも、
これは子ども達の成長には欠かせないと考えます。