期待と夢をカバンいっぱいに・・・

ある教室では

とても元気に笑顔で「ただいま!」と帰ってきました。

職員も子ども達もこれに答えます。

「おかえり!」

その教室では、くき学園開校当時の「一つの家族のような・・・」風景がありました。

それから、体温を測ったり消毒をしたり・・・生活の記録を書いたりと・・・

決まりごとの日課もあります。

 

しかし、大切なのは子ども達の声を大切にしています。

というのは、子どもは帰って来るなりに何か話したいことをもってきます。

 

「今日、〇〇ちゃんがさぁ~」

「今日、先生に褒められたんだぁ」

「おかあさんがさぁ~」

それを・・・決して、「おしゃべりばっかりしてないで・・・」と切るようなことは決して

くき学園の職員はしません。

もしも、一度でも話を聞かなければ・・・子ども達は二度と話そうとはしないでしょう。

聞いてもらう、聞いてあげることではじめて信頼関係が生まれるのです。

また、それは子どもを認めてあげる事でもあります。

 

それから、楽しい雰囲気の中だからこそ目標をもって意欲的に取り組むのです。

 

今日、学園へお母さんとお子様が見学にやってきました。

積極的に学習に取り組む姿、しかも、やらせるではなく自然に取り組んでいる姿・・・

決して、いわゆる”勉強をしているふり”ではなく、意欲的に取り組んでいます。

この様子をどうご覧になられたのでしょうか?

 

馬を水辺につれていくことができたとしても・・・

水を飲ませることはできない

 

こんな慣用句があります。

意欲的に学習に取り組むということは・・・

馬が水を飲ませざるを得ないようにお膳立てをするのです。

 

ある子は「この宿題が終わったら・・・運動だね」

ある生徒は「今度の期末テストが終わったら・・・」

など・・・。

それから、最も大切なのは机にかじりつくように学習をするのではなく

まずは、心の居場所を作ることが何よりも大切なのです。

 

この活動記録にもよく書かれていることですが・・・

くき学園の職員は「やれ!やれ!」と”やれやれ勉強”はさせません。

子ども達に、気づかせ、感じさせ、考えさせるのです。

 

だから、まずは子ども達や生徒の話を聞くこと。

そして・・・「くき学園へ行って・・・こんな話をしよう」

「〇〇ちゃんと、こんな遊びをしよう」

と・・・まさに、

「くき学園へ子ども達は、期待と夢をカバンいっぱいにして・・・」

なのです。

 

そんな楽しい雰囲気だから・・・学校ではできなかったこと、

学校で話せなかったこと・・・

学校でやりたかったこと・・・

などが、くき学園ではできるのです。

 

 

今日、ある教室である小学生は・・・

掛け算に奮闘をしていました・・・4の段を練習しましたが・・・

ある個所になると・・・必ず間違えてしまいます。

「間違えてもいいんだよ・・・早く言わなくてもいいんだよ・・・ゆっくりゆっくり・・・」

そして、敢えて追い込まずに・・・

指導員も笑顔で・・・リラックスして、楽しい雰囲気の中で・・・

なんどもなんども・・・

そして、いつの間にかスラスラと4の段が言えました。

 

笑顔がとても印象的な子どもでしたが・・・

ひまわりの花が咲いたような、満面の笑みで・・・

上級生の所へ行き「今から、4の段を言うから聞いててね」

・・・と。

 

ある子は、漢字練習の際・・・一字、間違えて書き取っていました。

教えるのは簡単ですが・・・敢えてここは気づかせようと・・・。

「ここの行をよく見てごらん・・・」

すると、

「そうなんだぁ、なんか変だよね・・・」

すると・・・「あっ」

間違えに自分で気づいたようです。

そして、すかさず「よく気づいたね!」

 

小さい点でもいいので・・・例えば、

「しっかりと”止め”と”払い”の出来ている、大人の字だね」

でもいいのです・・小さなことでも認めてあげましょう。

 

ここで、自信へと変わるのです。

ちょっとしたことでも、認めてあげることで・・・子ども達はスモールステップでも自信へと変えてくれます。

自信が積み重なれば、やがて可能なことが増えてくることでしょう。

くき学園の職員は、それを信じて、小さなことでも認めるのです。

 

こうしたことで・・・

やっぱり・・・学習力・生活力・社会性・・・

知情意のバランスの取れた人間力を育ませるためには・・・

豊かなかかわりであったり、信頼関係であったり、

その中心は、何気ない会話から始まるコミュニケーションなのです。

 

この環境だからこそ、子ども達は学園へやってきて・・・

学習し・・・気づき、感じ、考え、変容するのです。