「わからない」からこそ、学びを・・・

 ある生徒が、最近よい変化が見られていました・・・。

本日は、21:30迄、残り勉強・・・(高校生と一緒に)、

さすが受験生って感じで・・・、

この生徒曰く(普段あまりしゃべらない子)、

指導員に対し、

「俺、高校決めたよ・・・」。

「◯◯高校受験するよと・・・」。

力強く言うのです。

これって、前向きさ・・・、意欲・・・の「証」であり、

この気持ちが重要なのです。

この生徒は、これから、一気に伸びていくことでしょう。

 

何かのきっかけがあったのでしょう・・・。

子どもって・・・。

わかりませんね・・・。

 

だからこそ、日々、きめ細かに観察・・・、つぶやきを聞き逃さない・・・

心を感じる声かけ・・・、認め・褒め、そして共感・・・。

 

ある子たちは、今日も、学園室内運動場で・・・。いろいろな運動を・・・。

元中学校校長(中体連会長)が、「最初から出来ないよ」と・・・、笑顔で言うのです。

もっと簡単なことやってみようかと・・・。

ほら・・・、出来るでしょ・・・と、

出来たでしょ・・・と。

子どもたちは、満面の笑みに・・・。

 

最初っから・・・、

わからないから・・・

出来なくて、いいんだよと・・・、

繰り返し言っていました。

 

これも、学びの基本であり、

学びの意欲のつながる基本であると考えます。

 

 

 

 

 ある子の宿題での出来事・・・

ある子は、宿題のひっ算の計算にて・・・100の位から答えを出そうとするのです。

また、すべての位に繰り下がりをしてしまっていました。

指導要領に従い・・・1の位から、淡々と説明をするも・・・

「がっこうで・・・これでいいって言われたもん!!」

と、怒り始めてしまいました。

「もうやらない!!」

とも・・・。しかしながら、ここで・・・こうだから、こう”やりなさい!!”

というのは、とても簡単です。

しかしながら、「やらされた」学習は永久に心に残ることはないでしょう。

かといって、「やらなくてもよい・・・」は論外です。

 

ほとんどの子どもというのは、間違うことを嫌います。

間違うことを恐れます・・・ わからないことは、やりたくありません・・・

だからこそ、学習には信頼関係が欠かせないのでしょう。

 

しばらく間を開けて・・・気持ちを落ち着かせて・・・

てずに・・・ リラックスして・・・

もう一度・・・2桁と1桁の引き算からやり直しました。

もちろん、スイスイと解けます。そして、本人の希望で・・・繰り下がりが必要な問題を・・・

すると、これまでの計算とは違ってケアミスが多くなるのです。

「あれぇ?さっきまでできていたいのに・・・」

「じゃあ、パターンをわけて・・・」

それから、数十分・・・だんだんとケアミスもなくなってきました。

それどころか、教わったパターンからではなく自分から気づき手順化しているのです。

 

さて、いよいよ・・・3桁3桁の引き算。

2桁で培った計算技能を活かしたら・・・難なくできました。

何とか躓きが解消できました。しかしながら、私はその子に対して「計算技能」だけが伸びたとは考えません。

壁を与え、乗り越え・・・心が磨かれたと感じています。

 

だから、その喜びは・・・お父さんに、とっても大声で。

その喜びこそ、指導員をやっていてよかったと・・・、指導員冥利につきます。

子どもに、感謝です。

 

 

 また、中学生教室でも、ある生徒が比例・反比例の問題ですっかり迷子になっていました。

もちろん、原因は代入が苦手であったことで、すでに解決したかのように見えましたが・・・。

「もう・・・俺わからない・・・この問題捨てる!!」

とまで言いました。しかしながら、捨てきれないのです。

 

その生徒は・・・憧れの高校生の先輩によって・・・

本当にスモールステップにて問題を解きなおしました。

すると・・・

y=ax+bから・・・

無事に傾きも切片も求めることができるようになったのです。

 

思い起こしてみれば・・・その高校生の先輩というのも・・・

英語では、三人称単数のSが毎回抜けていたり・・・

正負の数では・・・±の符号が、いつも逆だったり・・・

 

しかしながら、何枚も何枚も壁を乗り越え・・・自分を磨き・・・

「自分色に輝こう」と高校へ進むことが・・・。

 

決して、結果を焦らず・・・温かく見守り・・・

「失敗しても大丈夫・・・」「間違えても大丈夫・・・」

と、安心させてあげることが大切なのでは・・・。

 

また、『「わからない」ので学習する』を当たり前にすることで・・・、

わからないことを学習することを当たり前にさえできればいいのです。

 

ここだ、実は難しいのですが・・・。

子どもに、気づかせ・・・、感じさせるまで・・・。

これこそが、長いように思いますが、近道なのです。

 

焦っていませんか?知らずのうちに「やらせ勉強」をやっていませんか。

いつも言いますが、ヤレヤレ・・・、無理やりやらせても・・・、目先の結果に・・・。

 

笑顔を絶やさず・・・、一歩一歩、着実に・・・、

スモールステップでいいじゃないですか・・・。