ある子の宿題での出来事・・・
ある子は、宿題のひっ算の計算にて・・・100の位から答えを出そうとするのです。
また、すべての位に繰り下がりをしてしまっていました。
指導要領に従い・・・1の位から、淡々と説明をするも・・・
「がっこうで・・・これでいいって言われたもん!!」
と、怒り始めてしまいました。
「もうやらない!!」
とも・・・。しかしながら、ここで・・・こうだから、こう”やりなさい!!”
というのは、とても簡単です。しかしながら、「やらされた」学習は永久に心に残ることはないでしょう。
かといって、「やらなくてもよい・・・」は論外です。
ほとんどの子どもというのは、間違うことを嫌います。
間違うことを恐れます・・・ わからないことは、やりたくありません・・・
だからこそ、学習には信頼関係が欠かせないのでしょう。
しばらく間を開けて・・・気持ちを落ち着かせて・・・
慌てずに・・・ リラックスして・・・
もう一度・・・2桁と1桁の引き算からやり直しました。
もちろん、スイスイと解けます。そして、本人の希望で・・・繰り下がりが必要な問題を・・・
すると、これまでの計算とは違ってケアミスが多くなるのです。
「あれぇ?さっきまでできていたいのに・・・」
「じゃあ、パターンをわけて・・・」
それから、数十分・・・だんだんとケアミスもなくなってきました。
それどころか、教わったパターンからではなく自分から気づき手順化しているのです。
さて、いよいよ・・・3桁3桁の引き算。
2桁で培った計算技能を活かしたら・・・難なくできました。
何とか躓きが解消できました。しかしながら、私はその子に対して「計算技能」だけが伸びたとは考えません。
壁を与え、乗り越え・・・心が磨かれたと感じています。
だから、その喜びは・・・お父さんに、とっても大声で。
その喜びこそ、教員をやっていてよかったと教員冥利につきます。
また、中学生教室でも、ある生徒が比例・反比例の問題ですっかり迷子になっていました。
もちろん、原因は代入が苦手であったことで、すでに解決したかのように見えましたが・・・。
「もう・・・俺わからない・・・この問題捨てる!!」
とまで言いました。しかしながら、捨てきれないのです。
その生徒は・・・憧れの高校生の先輩によって・・・
本当にスモールステップにて問題を解きなおしました。
すると・・・
y=ax+bから・・・
無事に傾きも切片も求めることができるようになったのです。
思い起こしてみれば・・・その高校生の先輩というのも・・・
英語では、三人称単数のSが毎回抜けていたり・・・
正負の数では・・・±の符号が、いつも逆だったり・・・
しかしながら、何枚も何枚も壁を乗り越え・・・自分を磨き・・・
自分色に輝こうと高校へ進むことができました。
決して、結果を焦らず・・・温かく見守り・・・
「失敗しても大丈夫・・・」「間違えても大丈夫・・・」
と、安心させてあげることが大切ではないでしょうか?
また、”「わからない」ので学習する”を当たり前にすることです。
わからないことを学習することを当たり前にさえできればいいのです。
焦っていませんか?知らずのうちに「やらせ勉強」をやっていませんか?