本日も、保護者の方3名の方とお話をしました。将来のことが心配ですと・・・。
今やるべきこと、先を見通してやること・・・、今、家庭でできること、何をやったらよいのか・・・・。
親として、我が子を思う心、立派だと考えます。
ある生徒の学習:この生徒は、中学校の部活動を終え帰宅し・・・・、その後、必ず学園に来ています。この生徒が言うには、僕は、7:00~9:00に家にいると、面白いテレビがあるので見てしまう・・。だから、この時間は、学園に行けば、勉強を・・・・。なんて言っている子もいます。他の子たちも、家にいるとゲームばかり・・、学園に来ると、勉強を・・・・。
子どもたちなりに、将来:定期テスト、高校受検、将来のことを考えているのでしょうか・・・・・。
小学生の家庭学習
小学生の家庭学習の目的は、いちばんは学習習慣の定着です。これはまちがいありません。つまり、如何に、楽しく学びをし、学びに興味関心を持たせることが・・・・。
「わかった、出来た」「そうなんだ、こうやればいいんだ」など、子ども自身にこの気持ちを味わわせることが・・・・。
この意味でいえば、学習の内容はなんでもいいともいえます。でもせっかくさせるのなら、中学・高校の勉強にもつながるような、本質的な部分をさせたほうがいい・・・・・。
小学生のありあまる時間を、枝葉の些末な勉強ばかりに当てるのはもったいないです。また、小学校のうちはよくできたけど、中学でふつうの子、高校になったらできない子。こんなふうに子どもをしたくはありません。
国語でいちばん大事な力
小・中・高と通して、国語においていちばん大事な力は読解力です。
読解力とは、筆者の主張や、登場人物の心情をただしく理解する力です。
読解問題は小学校のうちからよく出題されます。
よって小学生のうちから読解力を養うことが、いちばん大事な勉強といえます。
算数・数学でいちばん大事な力
算数・数学においていちばん大事な力は計算力です。
計算力とは、速く正確に(できれば暗算で)計算できる力です。
小学校で習う内容のうち、計算に関わる単元は3割ていどにすぎません。のこりの単元は図形と、変わり方(関数)と、表やグラフなど(統計)です。
しかし、中学になると計算に関わるものが7割以上に、高校では9割以上になります。
よって、小学生のうちから高い計算力を養うことが、いちばん大事な勉強といえます。
英語でいちばん大事な力
小・中・高を通して、英語でいちばん大事な力は語彙力です。
語彙力とはつまり、英単語をどれだけ知っているか、そしてどれだけ使いこなせるかということ・・・。
ライティング問題とスピーキング問題が追加されるので、生徒はより多くの語彙を持っていないと対応できなくなるでしょう。
そして、2020年度からの新指導要領実施にともない、生徒のおぼえるべき英単語数は3000語から4000~5000語に増加します。
つまりこれからの子どもたちは、今よりも1.5倍ほど多い英単語を覚えなくちゃいけないんです。
英語の語彙力は4技能(聞く・話す・読む・書く)すべての基礎です。
よって小学生のうちから、英単語をたくさん勉強しておくことが、中学・高校の内容や受験につながっていくでしょう。
理科でいちばん大事な力
理科において大事な力は読解力と計算力です。更に、いろいろな実験です。
つまり教科書に何が書かれているのか正確に読み取る力と、問題から適切な数式をつくって計算する力が求められます。これらの力をつけるには、楽しい、興味関心のある理科実験から・・・・。
小学校のうちは、理科における計算問題などほとんど出ないので、読解力があれば十分でしょう。
しかし中学から電気やイオン、湿度や遺伝、斜面をころがる台車の実験などで、計算が必要になります。
よって、中学・高校と進学しても「理科ができる」生徒というのは、理科が好きであるというのはもちろんですが、読解力にくわえて計算力も備えていることが条件になります。
なので、小学生のうちに読解力と計算力を養う。
これが中学・高校にもつながる理科のいちばん大事な部分です。
社会でいちばん大事な力
社会において大事な力は読解力と記憶力です。
社会でもやはり教科書の内容を読み取る能力が必要ですし、くわえて社会では理科以上に「習った内容を思い出して正確に書ける力」が必要です。
小学校の社会では、4年で地域の暮らしを、5年で地理の導入を、6年で歴史の導入を習います。
都道府県名や歴史の年表など、とくに中学受験をする場合はおぼえることがけっこうありますが、それでも量は多くありません。
ところが中学になると、中1の最初から世界の大陸名や山脈・川の名前などをおぼえないと、定期テストで良い点を取れなくなります。もちろん歴史のよりこまかい知識や、日本国憲法の条文なども暗記しなければいけません。
よって、小学生のうちから「暗記して正確にアウトプットする」というトレーニングをすることが、社会を得意にするうえで大事な家庭学習だといえるでしょう。
読書と辞書引きで読解力を養う
毎日読書をして、わからない言葉が出てきたら辞書を引くんです。これが基本ですね。関西のある大学付属の小学校は、毎日辞書を片手に・・・・、付箋だらけです。
読解力を養うのに、読書は最適な方法です。
そこで学校の図書室や地域の図書館、書店などを利用して、小学生のわが子に最適な本をどんどん与えてあげましょう。
それを毎日すこしずつ、家庭学習として読んでいくんです。
もちろん楽しみとして読んでも全然かまいません。なお家庭学習とする際には1日の読書量を「ページ数or章で区切る」か「時間で区切る」かのどちらかにするといいでしょう。
「うちの子はそもそも本を読まない」という場合、絵本の読み聞かせからつなげていくと効果的です。
与える本のレベルとしては、現在の学年ではすこし難しいかなと思うくらいがいいでしょう。
難しい本にチャレンジすることで、子どもの世界が一気に広がり、読解力も飛躍的に高まります。
じっさい、小5でトルストイを読んでいた子、小3から夏目漱石にはまった子、小4で池波正太郎にふれて歴史好きとなった子などいました。
そして、レベルの高い本にはかならずわからない言葉が出てきます。
それを辞書で引いて調べるんです。
調べた言葉はノートに書き写すか、辞書に付箋を貼っておくといいでしょう。
この辞書引きによって日本語の語彙が増え、結果的に読解力向上にもつながります。
ちなみに与える辞書としては、子ども用のかんたんなものよりも、語彙の豊富な分厚いものがいい。
なぜなら「辞書を引いても載っていない」となると、子どもは辞書の有用性を疑うからです。
タイムアタックで計算力を養う
つまり時間を計って、よーいドンで、できるだけ速く計算問題を解いていかせるんです。
時間を計るのは、計算のスピードを養うためです。
これは計算スピードが速くないと、中学・高校の数学テストで太刀打ちできないからです。
実際にどんな計算問題をさせるかですが、その子にとって難しすぎず、易しすぎず、ちょうどいいレベルのものを選ぶといいでしょう。
子どもが100%集中したときにはじめてスラスラ解ける問題、といってもいいかもしれません。
そしてそのような問題であれば、ドリルでも、問題集でも、通信教育の教材でも、なんでもいいです。